最終更新日:2024年2月8日
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神戸市では、1000年に一度の確率で発生する津波の対策が、2023年3月に完了しています。
この対策により、人の住む区域は浸水しないと想定されています。
1000年に一度の津波が発生すると、防潮堤の高さが足りなかったり、防潮堤が壊れたりしてしまう地域があったため、「嵩上げ」、「洗掘防止」、「目地開き対策」の補強を行い、防潮堤を「粘り強い」構造に整備しました。
お知らせ | 津波対策の内容を広報誌KOBEで紹介しています |
津波 レベル |
レベル1(L1) | レベル2(L2) |
発生 確率 |
概ね100年~150年間隔で繰り返し発生しているマグニチュード8クラスの地震に伴い発生するとされる津波。 | 1000年に一度の確率で発生する可能性のあるマグニチュード9クラスの地震に伴い発生するとされる津波。 (南海トラフ巨大地震に伴い発生すると想定される津波) |
神戸市の対策 | 施設の整備による対応(ハード対策) 1965年度~2015年度の高潮対策 |
2015年度~2023年度にかけて大規模な施設の補強改修(ハード対策)を実施 |
津波対策が2023年3月に完了したことに伴い、南海トラフ巨大地震に伴う津波(1000年に一度レベル)が発生した場合の浸水シミュレーションを行いました。
対策前の浸水想定区域と比較すると、浸水範囲が大幅に減少していることがわかります。
地震後の津波に対し、防潮鉄扉及び水門を迅速かつ確実に閉鎖する必要があるとともに、閉鎖従事者のさらなる安全性の確保を目的に遠隔操作化を進めており、2020年1月より一部運用を開始しています。
タブレット端末での遠隔操作は、全国初の取り組みです。