地質・地耐力を確認しましょう
土地(地盤)には、場所によって様々な性格があります。
そのため計画地が計画建物を支える強さを持っているかどうかをその都度調べる必要があります。どのような土地(地盤)になっているか専門家(建築士・工事施工会社・地盤調査会社など)に相談し調査してもらいましょう。
参考
地盤調査の流れ(概略)
- 過去の当該地・近隣で行われた地盤の調査結果の入手
- 周辺家屋や道路の異常(不同沈下によるひびわれなど)の調査
- 地盤調査を実施
- a)スクリューウエイト貫入試験
(先端に錐(きり)をつけた鋼鉄のシャフトにおもりをつけて地盤に回転させねじ入れ、錐が25cm沈む毎の回転数をもとに地盤の強さを求める方法で比較的容易・安価な調査
- b)ボーリング調査
(鋼鉄製のパイプ状の先端部(サンプラー)を機械で回転させながらねじ込み、おもりを一定の高さから落としてサンプラーが30cm沈むまでの落下回数から地盤の強さを求め、サンプラーの中の土から土質(砂・粘土質など)を判定する方法で本格的な調査
1~3のほかにも地盤の調査方法がありますので、詳細については専門家にご相談ください。
また、過去に神戸市が行った地盤の調査結果(ボーリングデータ)は「神戸JIBANKUN」で閲覧等ができます。
詳しくは神戸JIBANKUN(外部リンク)をご覧ください。
地盤の性格が原因で起こりうる不具合(例)
良質な地盤が一様でない軟弱地盤の上に重量が偏る建物(一部が2階など)を建築する場合、建物の一部が下がってくる恐れがあります。
砂質地盤で地下水位が高い場合などには、地震時などに地盤の強さが0になり、建物の一部が沈んだり傾いたりする恐れがあります。
地盤が弱い場合の対処方法(例)
- 地面に固化剤を混ぜて土地(地盤)を硬く・強くする地盤改良を行う。
- 良質な地盤まで基礎を到達させるなど特別な基礎にする。
宅地にかかる規制を確認しましょう
宅地にかかる法律(宅地造成及び特定盛土等規制法)の確認やその法律による許可の有無、検査済証の交付を確認しましょう。
宅地造成及び特定盛土等規制法の概要は(宅地造成及び特定盛土等規制法の概要のページ)をご覧ください。
斜面地等であるとき
斜面地等、またはがけ地に近接している場合や擁壁がある場合は、土地の性格を考慮して構造上安全であるように建物を建築する必要があるので、注意しましょう。
斜面地に建築する場合のよくある質問は(斜面地に建築する場合のQ&Aのページ)をご覧ください。