最終更新日:2024年1月10日
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私とコーラスフェスティバルとの出会いは、有難いことに始まった第1回目。そして、毎回楽しみにしている事は、都賀川から北に眺める、六甲の山並みである。小・中・高と灘区内で育った私は子どもの頃、夏休みになると毎日、八幡神社と都賀川公園で行われるラジオ体操にかけもちで通っていた。時間帯が30分ずれて始まるため、朝5時45分頃に八幡神社の境内でハンコを押してもらって、参道の一番南側まで下りて体操を行い、終わった瞬間に猛ダッシュで都賀川公園まで行って体操していた(笑)。そんな子どもの頃見慣れた山並みは、今でも心の中にあって、それを毎年、このコーラスフェスティバルで確認している自分がいつの間にか存在した。公園近くの建物は子どもの頃に見たものより小さく思えるのだが、六甲山は昔も今も変わらず見えているのが不思議だ。これからもコーラスフェスティバルは、毎年、参加する生徒は変わっていく。しかし私の記憶に残る六甲山のように、参加する生徒、聴きに来てくれるお客さんにとって、変わらないかけがえのないものとなってくれる事を願っている。
(親和中学校、親和女子高校教諭コーラス部顧問 麻田健洋)