最終更新日:2024年3月25日
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現・神戸市立鈴蘭台西町保育所の建物は築40年以上が経過し老朽化も進んでいたことから、隣接する市営住宅跡地で建て替え工事を行ってきましたが、このたび4月の新・保育所開所に先立ち、地域の代表の方々とともに施設を内覧する機会を得ました。
新・保育所は定数を90名に拡大し、生後6か月過ぎから就学前までの子どもたちの入所が可能になるとのことですが、何と言っても施設の特徴は、木造であることです。親しみやすく温かみを感じられるよう、柱や小屋組み、内装仕上げにもふんだんに木が使われ、その多くは兵庫県産材(一部に六甲山産材)です。太鼓橋や隠れ家的スペースなど、子どもたちの好奇心を刺激するような仕掛けも随所に設けられています。メタリックの大きな切妻屋根が特徴的ですが、外壁は落ち着いたアースカラーで、周囲の住宅地の街並みとよく調和しています。
元気に遊ぶ子どもたちの姿を見られるようになるのが、とても待ち遠しく感じられました。工事にご理解、ご協力頂いた地域のみなさん、ありがとうございました。
今年2023年8月1日、北区は兵庫区から分区して誕50周年を迎えます。この節目の年を、区民のみなさまに「北区ってやっぱりいいよね」と改めて誇りを感じて頂き、北区をもっと元気にするきっかけにしていきたいと考え、そのための一連のテーマ型イベントを50周年記念事業と銘打って、地域や民間事業者の方々と一緒に企画し、実施して参ります。
本日、そのオープニングイベントを星和台中学校の体育館にて開催しました。本来は、近く取り壊しが予定されている旧兵庫商業高校のグランドで開催する予定でしたが、雨天のために会場を移し、規模を少し縮小しての開催となりました。
50周年記念事業のロゴマークやコンセプトの紹介の後、トップを飾って「ありの台小学校金管バンド」が演奏を披露してくれました。北区内唯一の小学校の金管バンドで、腕前は全国大会で受賞するほどです。クイズあり、ダンスありのパフォーマンスで駆けつけた観客を大いに楽しませてくれました。
続いて「兵庫商業高校龍獅團校友会」の登場です。1988年に旧兵庫商業高校で誕生しその後神港橘高校に引き継がれた「龍獅團」、その卒業生のみなさんが中心になって結成しているのが「校友会」です。今日のために特別に用意してくれた演舞とのことで、ステージで所狭しと舞った後、客席も飲み込んでしまう圧巻の龍舞、獅子舞が繰り広げられました。
最後はトークセッションです。有野町唐櫃、鈴蘭台、淡河町、そして山田町で活動を続ける4人のプレイヤーに、それぞれとっての北区を語って頂きました。立場や世代、活動のジャンルやフィールドもさまざまですが、交流する(クロスする)ことで新しい何かが生まれる可能性を感じます。北区の未来は明るい!と感じるひとときでした。
その他、体育館の中では、アート系のワークショップやライブペインティングが同時進行で行われ、体育館の外では、来場者へのおもてなしとして北神みその温かいお味噌汁の提供や、ネッツトヨタによる燃料電池自動車の展示もありました。
今後1年間、区民のみなさんとともに50周年記念事業を展開していきます。乞うご期待!
本市では市内の駅周辺のリノベーションに取り組んでおり、北区でも神戸電鉄の各駅で、それぞれの特性を活かした駅及び周辺の再整備を順次進めています。このたび、花山駅におきまして、駅舎が建て替えられ駅北側の広場整備も完了したことを記念して式典が開催され、地域の代表の方々とともに私も同席する機会を得ました。
大勢の区民や関係者が見守る中、神戸電鉄(株)寺田社長や久元市長の挨拶に続いて、花山ふれあいのまちづくり協議会の向井委員長が地元地域団体を代表してご挨拶されました。そしてやまびこ幼稚園のかわいい園児のみなさんから駅長に花束が渡されると、会場の厳粛な空気は一気に和やかに。大池中学校吹奏楽部のファンファーレの下、華々しくテープカットで行われ、ここに新しい花山駅が誕生しました。
同時開催されたイベントでは、さっそく整備された憩いの広場にキッチンカーが登場し大いににぎわいました。やがて大池中学校吹奏楽部の演奏もスタート。すばらしい演奏で多くの聴衆を魅了しました。
新しい駅舎のとんがり屋根は六甲山系をイメージしたものそうです。ホームスロープやバリアフリートイレも設置され便利になりました。隣の大池駅のリニューアルも本日完成しました。各駅が見違えるように変わっていくことをきっかけに、周辺が活性化するよう区役所も連携して取り組んでいきます。
広陵町や小倉台といった住宅地の間を流れる支流を集め、大池から山田町を流れる川は、古くから地域のシンボルとして「山田川」の愛称で親しまれています。
大池から衝原湖までの約13kmの山田川流域とその周辺の住宅地では、「北区山田川を美しくする会」の主催・運営により、地域の皆様のご協力のもと、毎年3月にクリーン作戦が行われており、今回で45回目を迎えました。
当日は天候にも恵まれ、約35団体、計5,000人以上の方々の、普段立ち入らない河川敷での草刈り作業の姿や、作業後にうずたかく積み上げられた大量のゴミ袋を目の当たりにし、山田川の美しさはたくさんの方々に支えられていることを改めて実感しました。
これからも美しい山田川を後世に残せるよう、地域と一体になって河川美化活動に努めていきたいと思います。
クリーン作戦に参加いただいた皆さん、本当にお疲れさまでした。
神戸電鉄粟生線の藍那(あいな)駅周辺には、源義経の一の谷合戦にまつわる伝承や、紫式部や和泉式部の墓とされる宝篋印塔などの史跡が点在しています。春らしい陽気に誘われ、私も山田民俗文化保存会が開催した「丹生山田あいなの里 史跡めぐりハイク」に飛び入り参加して、みなさんと一緒に、これらを巡ってみました。
藍那駅の受付で、立ち寄りスポットの解説やモデルコースが載ったマップを頂いてスタート。列車や車が走る谷の北側と南側にある集落を、三々五々、自由に散策するスタイルです。要所要所に保存会スタッフが立ち、道案内をしてくれましたので安心です。
高台の大中寺の境内から向かいの藍那集落を展望し、茅葺屋根が斜面に立ち並んでいたであろう往年の姿に思いをはせます。毘沙門堂では、普段公開していない毘沙門天などの貴重な仏像を拝見できました。相談が辻や椎木塚跡、七本卒塔婆などの代表的な史跡には保存会監修の解説が設置されており、より深く歴史に触れることができました。
史跡めぐりハイクは、過去2回、荒天や新型コロナの影響で中止となり、今回の3回目の正直でようやく開催できたとのことで、お天気にも恵まれ、歴史好きの方、ウォーキング好きの方など約65名の参加があったそうです。急坂が多くて少し大変ですが、ご関心のある方、一度巡ってみては?
小学校の講堂に集まった約40名の児童のみなさんが、スクリーンに映された絵本の場面を見ながら、高校生のおねえさんの読み聞かせに熱心に耳を傾けました。節目節目の和歌の部分は顧問の清水先生が読み上げる演出で、さながら一編のアニメを見るようです。絵本の贈呈式も行われ、最後に児童代表からのお礼の言葉、続いて全員起立しての校歌の斉唱がありました。
この絵本、地域の伝承を次の世代に受け継ぎ、郷土に対する愛着を育む上で大きな宝物となりました。市内の図書館にも配布されるそうなので、機会があればみなさんにも是非ご覧頂きたいと思います。神港橘高校の関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
新年一回目となる今回は、月1回、桜の宮地域福祉センターで実施されています「ふれあい給食会」の様子をレポートします。
参加者は、一人暮らしの高齢者が40名くらいでしょうか。顔馴染みの住民同士、少し遅めの新年の挨拶から始まる会話に笑顔の花が咲きます。
調理は、民生委員児童委員を中心とするスタッフ約15名。献立は天ぷらに小皿が2つ、それに赤飯と汁物。品数が多く、準備がさぞかし大変だったことでしょう。幸い、私もご相伴にあずかることができました。暖かくて愛情溢れる、とてもおいしい給食でした。
食事のあとは、地域のサークルでご指導をされているお歌・ピアノの先生方にギター担当のふれまち協委員長も加わってのミニ・リサイタル。童謡・歌謡曲からクラシック、ラストのしあわせ運べるようにと、聞き覚えのある曲ばかりで、みなさん、大満足でした。
ここ桜の宮地区を含む北鈴蘭台地域では、市内最大級の市営桜の宮住宅の建替事業や北鈴蘭台駅前の再開発事業などにより、まちの姿が大きく変わろうとしています。それに伴い新住民の転入が増え、地域のコミュニティに大きな影響が及ぶことも想定されます。ここのふれあい給食会では、そうした状況下にあっても、お一人暮らしを孤立させまいとする、地域のみなさんの貴い熱意を感じました。
クリスマス・イブの今日、泉台小学校において、泉台ふれあいのまちづくり協議会・泉台青少年育成協議会主催で、地域のもちつき大会が3年ぶりに開催されると聞き、少しお邪魔をして来ました。
寒い朝でしたが、運動場の隅にセッティングされた羽釜で蒸し上げられたもち米が石臼に移されると、手慣れた地域の大人達の手で次々とお餅がつき上がっていきます。校長先生も力強く杵を振っておられました。つき上がったお餅は教室に待ち構える女性陣のところへ運ばれます。熱々のお餅を一口大の大きさに丸めてバットに並べ、大根おろしやきな粉を絡めます。人気のあん餅も作られ、お皿を持って待っている子供達のところへ運ばれると、ラッコ隊と呼ばれる中学生スタッフも手伝って手際よく振る舞われました。つきたてのおいしいお餅を食べて、子ども達も満足そうです。あっという間に平らげておかわりに走る子も。
もちつき大会は、準備しなければならない道具類が多く、いくつもの作業手順があり、後片付けも大変です。この規模となると、子ども達に楽しんでもらいたいという熱意を持ったリーダーと、それを共有した大勢のスタッフがなければ開催はできません。泉台の地域力の真髄を見た気がしました。
今日は、桜の宮ふれあいのまちづくり協議会が開催している「ふれあい喫茶」にお邪魔しました。「喫茶」といってもここの特徴は、おいしいカレーライスが提供されること。食後にコーヒーや紅茶も出されています。コロナで一時中断はありましたが、検温・手指消毒の実施、アクリルボードの設置など感染防止対策を行うことで春から再開にこぎつけ、今ではコロナ前に近い参加者数にまで回復しつつあるとのことでした。今日も約70名の方が参加されるということで、一度には部屋に入りきれないので、別室に待合スペースを確保し、席が空くごとにご案内するという盛況ぶり、配膳を手伝ってくれていた神戸特別支援学校の生徒さん、スタッフのみなさん、ご苦労様!
また、ふれあい喫茶隣の談話コーナーでは、大学生講師による「スマホ活用相談会」が開催されていました。お一人当たり30分程度、マンツーマンの相談が可能とのことで、みなさん、日頃の疑問の解消に熱心でした。ちょうど室内には桜の宮小学校の児童の皆さんの絵画作品が展示されており鑑賞させてもらいました。
「久しぶり!」と偶然に顔を合わせる場面も見られ、地域福祉センターでのこうした行事が、人と人がつながる大切な機会となっていることがよくわかりました。
重要文化財の上谷上農村歌舞伎舞台で歌舞伎の役者になりきって頂く、そんな新しいスタイルの体験イベントが開催されましたので、私も様子を見に行きました。
このイベントは、北区の里山をサイクリングなどで味わって頂きつつ、茅葺屋根の良さや茅葺職人の技も知って頂こうと、4日間にわたり開催された「茅遊祭」の一環。特に今回は、時折の上演会でしか利用されていない歌舞伎舞台を観光の目玉として活かすことで、その収益を地域にも還元させる仕組みづくりを意図し、地元のみなさんとタイアップして取り組んだ実験でもありました。
50年間倉庫で出番を待っていた鳳凰の襖絵が背景にセットされ、いつもにも増して華やかな舞台で、本格的な歌舞伎の衣装をまとい化粧を施された男女6名の方が、思い思いのポーズで記念撮影。見得(みえ)が決まったときには、周囲から思わず掛け声や拍手が沸きました。床几(しょうぎ)回しによる舞台転換も実演されました。
参加者のみなさんはご満足頂けましたでしょうか。地元のみなさんは手応えを感じておられたご様子。まだまだ粗削りですが、地域が「稼ぐ」ことのできるイベントに発展できる可能性を感じました。
引き続いて午後には、同じく北区役所7階大会議室で「第8回北区小学生絵画コンクール」の表彰式が開催され、1年から6年までの入選した小学生に加え、ご家族など大勢にお集まり頂き、とても華やかなものとなりました。
このコンクールは、区内小学生に北区をもっと好きになってもらおうと「わたしは北区のここが好き」というテーマで絵画作品を募集したもので、応募総数は28校539作品を数え、うち61作品が入選を果たしました。すずらん賞(最優秀賞)は、山田町の六條八幡宮三重塔を下から見上げた迫力のある作品で、屋根の裏側の細部まで根気よく描かれています。その他の入選作品も、北区を代表する観光スポットから日頃から目にしている北区らしい風景、さらには北区での夏の思い出の一コマなど、子どもたちの好きな北区が溢れていました。
これら入選作品は、12月11日までは北区役所のある駅前ビル「ベルスト鈴蘭台」の3階すずらん広場で、13日から22日まではエコール・リラ本館5階で展示いたします。また、16日から25日までは神戸電鉄の一部車両にて掲示いたします。いずれも力作揃いですので、機会があればぜひご覧ください。
北区役所7階大会議室で、「青少年を地域で讃える賞」の表彰式が開催されました。この表彰は、北区内で活躍する青少年を模範として讃えることで、受賞者本人のより一層の飛躍と、周囲の青少年への好影響の波及を意図したもので、北区青少年育成協議会のみなさんと一緒に実施しています。
第12回となった今回は、地域社会貢献部門、スポーツ・文化活動部門、善行部門の3つの部門で、団体2組、個人13組の方々が受賞されました。それぞれに、地域活動への積極的な参加でよりよい地域づくりに貢献してくれたり、各スポーツ分野での目覚ましい活躍で区民のみなさんに元気を与えてくれたりと、立派な功績がありました。とりわけ、体の具合を悪くしたお年寄りなどお困りの方への積極的なお声掛けや手助けといった、大人でも尻込みしそうな状況での勇気ある行動に感心させられました。
表彰式では、受賞した子どもたちの緊張した、それでいて少し誇らしげな表情が印象的でした。今後の成長と活躍が楽しみです。
あいな里山公園を離着陸場としたヘリコプターの実証フライトが行われ、私も試乗させて頂く機会を得ました。
北区は、美しい自然と豊かな農村エリアが広がり、いまだ多くの茅葺民家が点在するなど歴史や伝統にも恵まれた地域であります。そのような北区の魅力を違った手段で味わう観光スタイルを目指して、官民の関係機関の連携のもと今回の実証フライトが実現しました。
10分程度の短い時間でしたが、ヘリの乗り心地も良く、色づいた里山の風景や衝原湖、明石海峡大橋などを上空から望むことができ、魅力的な観光商品となりうる可能性を感じました。多くの報道機関も集まり関心の高さが伺えました。
一般の方に向けても、来年1月にヘリ遊覧をご体験頂けるモニターツアーを予定しているとのことですので、高い所が苦手でない方は、普段目にすることのできない北区の景色を是非一度ご覧ください。
市立山田小学校で、どんぐり教室(放課後子ども教室)の地元スタッフが中心となって、地域の子どもたちのためにお祭りを開催していると聞きましたので、少しお邪魔してみました。会場の体育館には、コロナ禍で楽しむ機会が少ない子どもたちがいっぱい遊べるようにと、輪投げやストラックアウトなど手作り感満載のゲームコーナーがいくつも作られておりました。(私も少しばかり挑戦させていただきました。)
山田小学校は全校生徒が40名程度と少人数ながら、校区外からの参加も多数あったそうで、大盛況のイベントとなりました。(北区のマスコットキャラクター「キタールさん」も子供たちに会いに来てくれました。)地域のみなさんの、子供たちを思う気持ちが強く伝わってきました。
北区役所のある駅前ビル「ベルスト鈴蘭台」の3階「すずらん広場」で、恒例イベント「わたしのまちことば」が開催されました。北区・鈴蘭台に何かの縁でつながった人たちが、まちの盛り上げに一役買ってくれました。
ステージでは、神戸甲北高校の生徒のみなさんによる発表やダンス・パフォーマンス、作家さんや本屋さんによる絵本の読みきかせや紙芝居、道化のパフォーマーによるバルーンアートショーなどが披露され、観客を楽しませてくれました。その他にも、神港学園高鉄道研のジオラマやボーイスカウトの活動報告の展示、子供服の交換会や古本市など、それぞれの「ことば」でイベントに参加・協力されていました。
まちの活性化には、こうしたつながりを生む仕掛けが大切だと感じました。また、頼りになる方がたくさんいることもわかりました。
北区山田町で、地元の方々のご協力を得てイベントが開催されましたので、少しお邪魔してみました。
参加者のみなさんが体験コースと見学コースの2つに分かれて町内の各スポットを車と徒歩で巡回。中には小さなお子様の姿も。地元の方からイノシシを捕獲する罠の仕掛けや伐採した竹をチップ化する機械について興味深い説明や実演がありました。
六條八幡宮境内では地域に伝わる昔話を紙芝居スタイルで聞かせて頂きました。その他、盛りだくさんの企画のあと、締めくくりは直売所での新鮮なお野菜の販売、そして温かい豚汁が振る舞われました。地域活性化のヒントにあふれたイベントでした。関係者のみなさん、お疲れ様でした。
それにしても、六條八幡宮の色づいたいちょうの木、見事だったなぁ...
秋も深まり、森林植物園では森林もみじ散策の期間中ですが、いよいよ紅葉のライトアップが始まるということで、足を延ばしてみました。
神戸親和女子大学の音楽ゼミのみなさんによるオープニングコンサートの途中、カウントダウンで照明が一斉点灯。木々が色とりどりに照らされ、幻想的なムードに包まれました。特に、メタセコイア並木とドウダンツツジのライトアップは圧巻。
11月30日までですので、ご家族で、カップルで、足を運ばれてはいかがでしょうか。
広陵町では、自治会の主催で、毎年秋に地域の文化祭が開催されています。拝見したことがなかったものですから、少しお邪魔をしました。会場のパビリオンには、書や絵画、写真、生け花、手芸・工芸などの芸術作品がずらり。いずれも力作揃いでした。また、地域の児童・生徒の美術作品や学習成果も多数展示されていて、大勢の方がご来場されていました。屋外の芝生広場では「子ども茶席」。児童館の子どもたちがお茶と和菓子で、心のこもったおもてなしをしてくれました。
自治会役員はじめスタッフの方々のご苦労により、地域の絆が守られていることを実感しました。
下谷上農村歌舞伎舞台での上演会を観劇しました。第23回を数えますが、新型コロナの影響で、有観客での上演会は3年ぶりだそうです。
秋晴れの下、お客様も大勢お越しになり、役者の方々の演技にも熱がこもります。アマチュアならではの、ほのぼのとした味わいが魅力ですが、時折、プロ顔負けの場面も。可愛らしい子ども歌舞伎も観客を大いに沸かせました。
国の重要文化財でもあるこの歌舞伎舞台。日頃より守っておられる保存会のみなさんによる舞台機構の解説も大変興味深いものでした。これからも、この伝統ある農村歌舞伎が継承されるよう、区役所としても応援しなければと気持ちを新たにしました。
※3枚目は区長自ら撮影
今年も10月1日より、「つながりをたやさない社会づくり」をテーマに赤い羽根共同募金運動が始まりました。北区においても多くの区民のみなさんや事業所の方に募金に協力していただいています。
寄せられた募金は、北区内の高齢者のふれあい給食会などの地域住民による福祉活動や地域団体、保育園・障がい者福祉施設などで、地域福祉の向上のために、大切に使われます。
運動期間中は北区内の様々な場所で、地域団体による募金活動が行われています。今回は北区連合婦人会のみなさんが、鈴蘭台駅ビル「BELLST鈴蘭台」で行う街頭募金に参加しました。
マスク越しでも笑顔が伝わるみなさんの呼びかけに、小さな子ども連れのご家族を始め、たくさんの方が募金に協力してくださり、温かい気持ちになりました。ありがとうございました。
赤い羽根共同募金運動は、来年3月31日まで行われます。街中や職場内等でみなさまの募金協力を引き続きよろしくお願いいたします。
北区山田町では、今年から多文化ファームという取り組みがトライアルで始まりました。「農業を通じた多文化交流で楽しく英語に触れよう」をテーマに、神戸市が主催となって、地域の皆さまや関係機関のご協力により実施されています。
当日は、山田小学校と山田中学校から参加した約20名の子どもたちが、ALT(外国語指導助手)、留学生の方と一緒に、積極的に英語を使いながら、コールラビの苗、じゃがいも、ビーツの種などを植えました。とても頼もしい姿です。
今後、育てた野菜で多国籍料理を作る予定ですが、残った野菜は神戸に住む外国人の方に寄附することも検討されています。農業を通じた国際交流が子どもたちの学びの場になり、地域の活力に繋げるためにも、北区役所としても応援していきたいと思います。
淡河町にある「障害者支援施設上野丘更生寮」の皆さんが、大きくて立派なスイカをたくさん届けてくださいました。
上野丘更生寮は、法人全体で農業に取り組み、スイカ以外にもお米や野菜を育てています。一生懸命に世話をして育てられたスイカをたくさんの人に味わってもらおうと、毎年区内の福祉施設や関係機関に贈呈しておられます。
北区には、農産物の生産・加工・販売に取り組む障がい者施設・事業所があり、「きたベジねっと」というネットワークを組んで活動しています。「きたベジねっと」が取り組む「農福連携プロジェクト」は障がいのある方が農業に従事することで、耕作放棄地や農業の担い手不足など農村地域の課題解決と障がいにある方の就労支援を目指す活動です。
北区には上野丘更生寮の他にも米や野菜を作り、販売する施設・事業所があります。現在コロナの影響でイベント等での販売の機会が減少しており、どこかでお見掛けしましたら、お米や新鮮な野菜をぜひご購入ください。
みなさんは「社会を明るくする運動」をご存じでしょうか。これは、犯罪・非行の防止や立ち直りについての理解を深め、明るい地域社会を築くために展開される全国的な運動のことで、今回で72回を数えます。
その運動の一環として、北区でも毎年街頭キャンペーンなど、さまざまな取組みを行っています。今年も、北区保護司会のみなさんを中心に、神戸保護観察所、神戸北警察署、北区更生保護女性会のみなさんとも一緒になって、鈴蘭台駅周辺でご通行のみなさんにチラシを配布し取組みへの理解を呼びかけました。
昨年は新型コロナウイルス感染症対策のため、配布物や発声のない小規模な形での実施でしたが、今年は感染対策を徹底しながら例年に近い規模でキャンペーンを実施することができました。
今後もこのような活動を続け、少しでも多くの区民の皆さんに社会を明るくする運動を知ってもらうことで、犯罪や非行のない地域社会づくりのきっかけになればと思います。
北区管内の防災に関わる部署が一同に集まり、「防災パトロール」を実施しました。
区役所や建設事務所、消防署の職員に加え、神戸北・有馬両警察署や県民センター神戸土木事務所の方々も一緒に、山田町原野の愛宕川砂防ダム工事の事業予定箇所や八多町の八多川砂防ダム工事の事業完了箇所などを点検しました。
近年、異常気象により集中豪雨などが頻繁に発生し、土砂崩れや河川氾濫などの自然災害が猛威をふるっています。今年の梅雨は明けたようですが、油断は禁物です。区民のみなさまもくらしの防災ガイドをご覧いただき、日ごろから大雨や台風など、災害への備えをお願いいたします。
完成した八多町の砂防ダム
北区連合婦人会のみなさんと一緒に、クリサンセマムガーデンの植え替えを行いました。この「クリサンセマムガーデン」とは、北区の玄関口である鈴蘭台駅前のロータリーにある花壇のことで、おもてなしの気持ちを伝えるために、北区連合婦人会が主体となってお世話されております。
年間を通して季節に合わせた花壇づくりが行われており、道行く人や駅を利用する人の目を楽しませ、癒しを与えるスポットとなっています。
今回は花壇に、ペチュニア、ペンタス、サルビア、マリーゴールドなど様々な種類の花を植え、水やりを行いました。
みなさんのおかげで、色とりどりで美しく、華やかな花壇となりました。このような美しいまちづくりのための取り組みを、引き続き支援していきたいと思います。
参加された婦人会のみなさま、蒸し暑いなか、本当にお疲れ様でした。
甲緑地域福祉センターは建設地の確保が困難ななか、地域の皆様の熱意により設置が実現された経緯があり、当日は100名を超えるたくさんの方で賑わっていました。オープニングで、婦人会の民謡の先生による艶やかな祝賀の舞や、地域の子どもたちによる可愛らしい日本舞踊が披露されました。
また、センターのオープンから間もない頃の行事の様子や周辺の景色、顔馴染みの20歳若かりし頃の写真がスクリーンに映し出され、当時を懐かしんでおられました。私からも少しお話させて頂いた後は、会場のみなさんで元気に体操をして、あっという間に楽しい1時間が過ぎました。
この20年間、山あり谷あり、さまざまなことがあったと思います。今もコロナ禍にあって思うような活動がしづらい状況が続いておりますが、センターが、地域福祉の拠点としてしっかり根付いていることを大変心強く感じました。
コロナ禍で多くの事業が休止や縮小を余儀なくされていますが、感染症対策をしっかり行うことで、地域でも少しずつ事業再開の動きが始まっているようです。
そのような現状を勉強させて頂くため、今年4月から自家調理による会食を再開した広陵町・小倉台のふれあい給食会にお邪魔しました。
ボランティアのみなさんにとっても久しぶりの調理から2回目で、まだ少し戸惑っておられる様子もありましたが、和気あいあいと準備をしておられました。約20名の参加者のみなさんと一緒に、嚥下能力の維持向上を図る「パタカラ体操」を楽しんだ後、おいしい昼食を頂きました。食事中は黙食、それ以外はマスクを着用し、机の上にはアルコールティッシュを常備するなど、感染防止対策も徹底しておられました。
改めて、このようなふれあいの場の大切さと、それを支えるリーダー・スタッフの方々のご努力を目の当たりにしたひとときでした。
※北区社会福祉協議会を通じて助成しているふれあい給食会助成の一部では、赤い羽根共同募金が使われており、皆さまのあたたかい募金が地域福祉活動の支援となっています。
はじめまして。北区長に着任しました金本 忠義(かねもと ただよし)です。
北区は、美しい山や川など豊かな自然に恵まれた中、ニュータウンをはじめとする住宅地域、そして農村地域・里山と、多様な顔を併せ持つ魅力ある区です。一方で、人口の減少、少子高齢化の進展、さらには新型コロナの影響も加わって、さまざまな課題に直面しています。
北区役所としましては、行政サービスの向上に努めながら、地域の資源を大切にするまちづくりに、区民のみなさまとともに取り組んでまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。