最終更新日:2024年10月3日
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山田町は、南は六甲山系、北は帝釈・丹生山系に挟まれた谷筋にある山田川(志染川)流域に開けた地域です。東西に走る街道は、昔は山陽道の裏街道として利用され、第一級の文化が流れ込んだといわれており、「六條八幡宮の三重塔や流鏑馬神事」「若王子神社」や「箱木千年家」などの数多くの文化財や伝統行事が残っています。昭和40年代後半には神戸電鉄沿線に住宅団地が開発され、まちが大きく変化し始めました。その後「新神戸トンネル」や「阪神高速北神戸線」、「北神急行」が開通するなど、北区の交通網の拠点として発展してきました。また、農業も盛んで、酒米の「山田錦」や切り花用の「菊」などが生産されており、菊は全国的にも有名です。最近では、ありのままの自然をいかしたキャンプ場も開設されるなど、ハイキングを含めたアクティビティが数多く楽しめます。
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山田町には、千年家と呼ばれる民家が2軒あったが、上谷上の坂田家は1962年(昭和37年)に火災で焼失してしまった。この箱木千年家は、大同元年(806)に建てられたと伝えられているが、当時の形を伝えているのは母屋のみであり、当初のものと思われる柱が5本残っている。現在は、呑吐ダムの建設に伴い、元の場所から数十メートル離れたところに移築され、一般に公開されている(有料)。
棟札によれば1863年(文久3年)に建立。舞台は、天満神社の境内にあり、割拝殿形式になっている。舞台の特徴として「床几(しょうぎ)回し」があげられる。これは、4つの床几を田の字にあわせ、背景を表裏に飾りこれを回転させて回り舞台とするものである。舞台は、兵庫県の重要民俗資料に指定されている。
寺の開基は不明。本堂にある大日如来や釈迦如来、阿弥陀如来の三尊仏から、創建は藤原期以前と考えられている。大日如来像は、278センチメートルと非常に大きく、県下に類を見ない。寺内には、三尊仏のほか、不動明王座像、十一面観音立像があり、この5体は国の重要文化財に指定されている。
この神社は、無動寺より一段高い所にあり、無動寺の鎮守社とされている。1297年(永仁5年)に橘長綱が建立し、応永15年(1408)に橘光綱が修築したと伝えられている。社殿は三間社流造で、特に屋根に堅板葺きを残している。これは大変珍しい。また、細部の彫刻は精巧なものとなっている。室町初期の神社建築の完全な遺構ということが珍しく、国の重要文化財に指定されている。
創建年月は不詳。境内の老杉に囲まれている三重の塔は、文正元年(1466)の建立であることが棟札によってわかる。全体の形がよく整っており細部の手法が優れていて室町中期の特徴をよく示しているため、国の重要文化財に指定されている。六條八幡宮は、丹生山田の総鎮守社で10月第2日曜の例祭には流鏑馬神事が執り行なわれる。
棟札に1840年(天保11年)の復興とあり、それ以前の建設と考えられている。舞台は天彦根神社の境内にあり、皿回し式回り舞台、セリ上げ吊り舞台、花道のどんでんがえし、太夫座などさまざまな機構を備えている。農村舞台は全国に1000棟くらいあるが、その中でもこの舞台は、規模・機構において農村の民俗風習や祭儀を知るうえで重要なものであり、国指定民俗文化財になっている。
キドスポーツ
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みつや商店
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