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須磨区のみどころ(民俗芸能)

最終更新日:2024年9月11日

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須磨には、江戸時代から伝わるものをはじめ、さまざまな民俗芸能が伝承されています。
このたび、無形文化財として国や県、市に指定・登録されている民俗芸能や神戸歴史遺産に登録されている史跡等を紹介した冊子を作成しました。
須磨の伝統行事・民俗芸能(PDF:28,649KB)

車大歳神社の翁舞<国指定重要無形民俗文化財>

車大歳神社の翁舞「お面式」といわれる豊作祈祷の行事の中で演じられる今日の翁舞(おきなまい)は、一般に「露払い(つゆはらい)」・「翁」・「三番叟(さんばんそう)」の順で演じられますが、車ではその後に「父の尉(ちちのじょう)」が加わる4部構成で行われ、江戸時代以前の形態を伝えています。この形態は全国的にも珍しく、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
毎年1月14日の午後7時から、車の大歳神社で、車翁舞保存会により翁舞が行われます。

アクセス:神戸市営地下鉄「妙法寺駅」から市バス125系統「車大道」下車、南東へ徒歩約5分

妙法寺の追儺式<市登録無形民俗文化財>

妙法寺の追儺式五穀豊穣、除災招福、無病息災を祈って、鬼の一家がお伊勢まいりをする旅のようすを表し、和太鼓やほら貝に合わせて松明を振りかざす勇壮な踊りは、災いを振り払い福をもたらすと伝えられています。
妙法寺の旧村協議会のみなさんで組織する妙法寺追儺式(ついなしき)保存会によって、伝承されています。

アクセス:神戸市営地下鉄「妙法寺駅」から南東へ、徒歩約10分

勝福寺の追儺式<市登録無形民俗文化財>

勝福寺の追儺式988(永延2)年、太政大臣藤原伊尹(これただ)の三男、藤原英雄丸が勅命により、証楽上人と名を改め、高取山麓に庵を建て、鹿松峠(かのししまつとうげ)に出没していた鬼人を仏教の力で退散させたといわれています。
勝福寺の追儺式(ついなしき)は、このときの鬼人退治の踊りと伝えられ、毎年1月7日の午後6時から、勝福寺で勝福寺追儺式保存会により行われます。

アクセス:山陽電車・神戸市営地下鉄「板宿駅」から北西へ、徒歩約15分

須磨琴(一絃琴)<県指定重要無形文化財>

須磨琴(一絃琴)平安の昔、都を追われて須磨に流されてきた在原行平が、須磨の渚に打ち寄せられた舟板を拾い、それに冠の糸を張り、岸辺の葦を指にはめて掻き鳴らしたことがはじまりと伝えられています。一枚の板に一本の絃を張っただけのその姿から一絃琴(いちげんきん)ともよばれています。
近年は、須磨寺を本拠地として、「須磨琴保存会」が伝承に努められており、須磨区内の各種催しなどで鑑賞いただけます。

アクセス:山陽電車「須磨寺駅」から北へ、徒歩5分

多井畑のカネタタキ<市登録無形民俗文化財>

多井畑のカネタタキ毎年、旧暦の8月13日、豊作を祈って行われています。行灯を先頭に列をなし、太鼓にあわせてカネをならして歌いながら村中を歩き、神社に宮入りする行事です。

アクセス:JR・山陽電車「須磨駅」または神戸市営地下鉄「妙法寺駅」から市バス(須磨駅71、72系統・妙法寺88系統)「多井畑厄神」下車すぐ

多井畑厄除八幡神社の神饌餅搗神事

多井畑厄除八幡神社の餅つき1月18~20日の厄除祭のお供物とする神饌(しんせん)をつくる行事です。毎年1月16日朝、つき殿のある広場で行われます。長さ1間あまりの樫の棒を持ち、臼の東西に4人ずつ向かい合い、掛け声にあわせて餅をつきます。

アクセス:JR・山陽電車「須磨駅」または神戸市営地下鉄「妙法寺駅」から市バス(須磨駅71、72系統・妙法寺88系統)「多井畑厄神」下車すぐ

お問い合わせ先

須磨区総務部地域協働課