依存症の種類

最終更新日:2024年8月16日

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依存症ってどんなものがあるの?

依存する対象には、アルコールや薬物などにある特定の物質に対する依存と、ギャンブルやゲーム・ネットなどの行動や習慣に対する依存があります。
どちらにも共通していることは
・繰り返す
・より強い刺激を求める
・やめようとしてもやめられない
・いつも頭から離れない
などの特徴がだんだんと出てくることです。

代表的な依存症の種類と特徴

アルコール依存症

アルコール依存症とは、大量のお酒を長期にわたって飲み続けることでお酒がないといられなくなる状態のことをいいます。

アルコール依存症の代表的な症状には以下のようなものがあります。
  • 飲酒の量、時間(開始・終了)がコントロールできない
  • 飲酒したいという強い欲求があるアルコール
  • 「やめよう」「減らそう」と試みても失敗に終わる
  • 以前と同じ効果を得るためには飲酒量を増やさなければならない
  • アルコールが切れると離脱症状*が起こる、離脱症状を軽減するために飲酒する(*離脱症状:お酒を飲むことをやめるとイライラする、不安になる、夜眠れない、汗をかく、手が震える、など)
  • 飲酒の為に、それ以外の楽しみや社交に使う時間が減る
  • 健康問題や、家庭や職場で明らかな問題が起きているにもかかわらず飲酒がやめられない

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薬物依存症

薬物依存症とは、薬物の使用を自分自身でコントロールできずやめられなくなる状態のことをいいます。
(ここでの薬物には大麻や覚せい剤などの違法薬物にとどまらず、処方薬や市販薬も含まれます)

薬物依存症の代表的な症状には以下のようなものがあります。
  • 薬物を使用する量、時間(開始・終了)がコントロールできない
  • 薬物を使用したいという強い欲求がある薬物
  • 「やめよう」「減らそう」と試みても失敗に終わる
  • 以前と同じ効果を得るためには摂取量を増やさなければならない
  • 薬物が切れると離脱症状が起こる、離脱症状を軽減するために摂取する
  • 薬物の為に、それ以外の楽しみや社交に使う時間が減る
  • 健康問題や、家庭や職場で明らかな問題が起きているにもかかわらず薬物がやめられない

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ギャンブル等依存症

ギャンブル等依存症(ギャンブル障害)とは、日常生活で様々な問題が生じているにも関わらず、パチンコや競馬などのギャンブルにのめり込み、やめたくてもやめられない、自分自身でコントロールできない状態をいいます。

ギャンブル等依存症の代表的な特徴・症状には以下のようなものがあります。
  • ギャンブルの頻度、使用金額がコントロールできないギャンブル
  • 「やめよう」「減らそう」と試みても失敗する
  • 以前と同じ効果を得るためには掛け金を増やさなければならない
  • 不快な気分(不安、悲しみ、無力感、罪悪感)のときにギャンブルをしやすい
  • ギャンブルで負けたお金を取り戻すためにギャンブルをする
  • ギャンブルをしていることや、その損失を隠そうとしたり、嘘をついたりする
  • ギャンブルに必要なお金、借金の返済を他人に頼む
  • 家庭や職場等人間関係において明らかな問題が起きているにもかかわらずギャンブルがやめられない


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ゲーム障害

ゲーム障害とは、スマートフォンやゲーム機などを使うデジタルゲームやビデオゲームに没頭して、生活や健康に支障をきたしている状態をいいます。ゲーム

ゲーム障害(ゲーム依存症)の代表的な症状には以下のようなものがあります。
  • ゲームに関する行動(頻度、開始・終了時間、内容など)がコントロールできない
  • ゲーム優先の生活となり、それ以外の楽しみや日常行う責任のあることに使う時間が減る
  • ゲームにより個人、家族、社会、教育、職業やそのほかの重要な機能分野において著しい問題を引き起こしているにも関わらすゲームがやめられない

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お問い合わせ先

健康局保健所保健課