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最終更新日:2023年2月10日
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明治28年(1895)、第4回内国勧業博覧会が京都で開かれたとき、神戸市もこれに協力し、博覧会附属の施設として、和田岬の遊園地「和楽園」に「和田岬水族放養場」を開設しました。あのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も観覧し、水槽を泳ぐ魚について文章を残しています。博覧会が終わったのち、水族放養場は保存することになります。
明治30年(1897)、第2回大日本水産博覧会が神戸で開催されました。神戸市は「和田岬水族放養場」を充実させ、本格的な水族館を開設しました。この「和田岬水族館」が日本最初の水族館と言われています。
博覧会終了後、水族館は湊川神社の境内に移され、「楠公さんの水族館」として明治35年(1902)から明治43年(1910)閉館まで約8年間、市民に親しまれました。
この後、昭和5年(1930)に神戸海港博覧会が開催されたとき、神戸市水産会が「湊川水族館」を開設、昭和18年(1943)末まで存続していました。
そして、昭和32年(1957)に「須磨水族館」が誕生し、昭和62年(1987)年に「須磨海浜水族園」として再スタートを切り、現在に至っています。
(写真は、和楽園の水族館模型(須磨海浜水族園所蔵))
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