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リハビリで健康寿命の延伸をめざす「キュア神戸」

最終更新日:2024年11月1日

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キュア神戸ロゴ
超高齢化に伴い心不全患者が増えており、心不全の再発予防には継続したリハビリが重要です。
急性期・回復期・生活期(在宅)のリハビリを繋ぐ『キュア神戸』の取組みをはじめました。

超高齢社会とリハビリの重要性

超高齢社会、健康に長生きしたいけど…

  • 急速な高齢化で2040年には、65歳以上の人口が全人口の約35%となる見込みです。
    超高齢化社会

  • また、医療技術が向上し、死亡率の低下や疾病構造に大きな変化があり、特に心臓疾患や呼吸器疾患等の内部障害(※)の患者の増加が顕著です。心臓疾患は、悪性新生物に次いで65歳以上の高齢者の主な死因となっています。

(※)内部障害とは:循環、呼吸、腎尿路、消化など内部機能の障害のこと。
心不全患者推移
高齢化に伴い、心不全の大幅な増加が予想されており、「心不全パンデミック」と呼ぶこともあります。
 

継続したリハビリをしないと、死亡や再発のリスクが倍に!?

リスク図

  • 高齢者はフレイルが進行する場合が多く、予後の向上や再入院を防止するため、原疾患の治療だけでなく、継続した丁寧なリハビリが重要と言われています。
  • そして、悪しき生活習慣に起因すると言われている内部障害の場合、継続した丁寧なリハビリを行うのと行わないのとでは、なんと死亡や再入院のリスクが倍近く変わるという中央市民病院の研究結果があります。
心不全とそのリスクの進展ステージ
心不全は再発を繰り返しやすく、その度、徐々に身体機能が低下します。急性期での治療後も、回復期から生活期(在宅)において再発予防に向けて包括的にリハビリ等に取り組むことが重要です。

健康で長生きするには、継続したリハビリが重要です!

継続したリハビリを支える仕組み「キュア神戸」に取り組んでいます

「つなぎ、続けられるリハビリ」の仕組みを作ります!

  • 2022年1月に発足した、医療・福祉関係者、学識経験者等で構成する神戸市独自の取組みです。
  • これまでの急性期~回復期~生活期(在宅)で断続していたリハビリを、一体的につなぎ、患者さんひとりひとりを中心とした医療・リハビリに変えていきます。
そのためには…

キュア神戸の2つの取組み

(1)情報の連携
キュア神戸に参加する医療機関や介護事業所間で、患者情報をリアルタイムで共有できるICT連携ツールを導入し、継続したリハビリを実現します。

リハビリテーションイメージ

(2)医療者の人材育成
内部障害のリハビリは回復期や生活期(在宅)では、まだまだ浸透しておらず、人材の育成と相互連携が必要です。キュア神戸では、内部障害に関わる知識・技術をテーマにした研修を開催し、内部障害リハビリを担う人材を育成しています。
医療者

これまでの実績

(1)情報の連携
ICTを活用し、医療・介護従事者間で情報連携を行うリハビリ運用プログラムを実施しています。
(2024年9月末時点、心臓疾患112名、呼吸器疾患46名、計158名の患者に実施)

(2)医療者の人材育成
内部障害リハビリに対応できる医療スタッフの育成のための研修をこれまでに10回実施しています。
(延べ参加人数1,850名)

プログラムの導入による効果や現場の声

医者
これまでの患者さんの体調や服薬の状況、今後の注意点などを急性期から生活期までの全てで情報共有できるようになり、心不全入院を回避できた!

患者
情報共有がしやすくなり、患者さんの希望に寄り添った支援を継続できるようになった!
 

今後も、キュア神戸の取り組みを通じてリハビリモデルを構築し、全市に展開していくことで、市民のみなさまの健康寿命の延伸につなげてまいります。

※参加事業者はキュア神戸ホームページをご覧ください。
 「キュア神戸」ホームページ(外部リンク)

参考

会議開催状況

キュア神戸の本会議やワーキングチームでは、対象疾患の選定や、情報共有の仕組み、広報のあり方、教育・研修計画等について議論してきました。今後は、これまでの取組みを踏まえ、会議体を総会・理事会として開催します。

※本会議は第5回で終了し、以降は総会・理事会として開催します。

会議資料、議事要旨はキュア神戸ホームページをご覧ください。

健康づくり

内部障害等の予防や健康な生活を送るうえでも、みなさんも健康づくりの取組みを是非実践してください。

「キュア神戸」ホームページ

「キュア神戸」ホームページ(外部リンク)

お問い合わせ先

健康局地域医療課