地域医療の確保

最終更新日:2024年9月10日

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神戸市保健医療計画

保健医療計画は、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制を構築し、医療に対する安心及び信頼の確保を図るため、医療法に基づき策定するものです。
兵庫県において、令和6度から令和11年度までの6年間を計画期間とする保健医療計画の改定が行われ、これに合わせ、兵庫県保健医療計画(神戸圏域)についても改定を行っています。
県、市、保健・医療・福祉の関係機関・団体等が一体となり、市民の皆さまが将来にわたり安全で質の高い医療を安心して受けることができるよう、本計画を推進していきます。

兵庫県保健医療計画

兵庫県保健医療計画(神戸圏域)(PDF:2,034KB)

市内医療機関の状況

医療機関数(2022年10月1日時点)
  病院
( )は人口10万人対数
一般診療所
( )は人口10万人対数
歯科診療所
総数 有床 無床
神戸 110(7.3) 1,645(108.9) 49 1,596 930
兵庫県 347(6.4) 5,218(96.6) 172 5,046 2,960

 出典:医療施設調査(厚生労働省)

 
病床の種類別許可病床数(2023年4月1日時点)
  病院 一般診療所 精神 結核 感染症
総数 一般 療養 総数 一般 療養
神戸 15,125 12,252 2,773 167 123 44 3,539 50 10

出典:兵庫県病院名簿(兵庫県医務課)

厚生労働省の「医療情報ネット(ナビィ)」では神戸市を含む全国の医療機関等の情報を検索できます。

市民病院

神戸市には4つの市民病院があり、本市が設立した地方独立行政法人神戸市民病院機構によって運営されています。市民病院は、救急医療や高度専門医療をはじめとした質の高い医療の提供に努め、市民の生命と健康を守るという使命を果たしています。

中央市民病院
西市民病院
西神戸医療センター
神戸アイセンター病院

北神地域における急性期医療

済生会兵庫県病院と三田市民病院の再編統合の経緯

1.課題

三田市民病院は、市民病院の継続的な経営に関する審議会(2019年(平成31年)2月)から、一般会計繰入金の水準が、同様の医療機能の病院に比して著しく高い経営状況から早期に脱却するために収益性の向上が必要となり、それらを実現するため経営形態の再検討が必要であるとし「地方独立行政法人(非公務員型)、または指定管理者制度のいずれかの経営形態が望ましい」の答申がありました。

また、2019年(令和元年)11月に済生会兵庫県病院と三田市民病院が、北神地域及び三田地域の急性期医療の連携のあり方を検討し、持続可能な急性期医療の堅持・充実を図ることを目的に「北神・三田急性期医療連携会議」を設置することとしました。神戸市は、北神地域の急性期医療・救急医療を確保する観点から、済生会兵庫県病院の要請に基づき、参画しました。同会議において、両病院には「医師の確保」、「施設等の老朽化」及び「厳しい財政状況等」についての共通課題があるとし、その課題を解決するための連携方策について検討を行ってきました。

そのような中、2020年(令和2年)12月の第4回連携会議において、済生会兵庫県病院より、「単独では将来的に地域の基幹病院として急性期医療を維持・継続していくことは困難。」との報告がありました。

2.検討委員会の設置・基本協定の締結

連携会議の報告を受けて、2021年(令和3年)6月に北神・三田地域の急性期医療の確保に関する検討委員会を設置し、5回の検討の結果、北神・三田地域において、必要な急性期医療を将来にわたって提供していくためには、「三田市民病院と済生会兵庫県病院の再編統合が最も望ましい。」、「その際には、現在の利用者にとって交通アクセスの利便性に変化が生じるため、両病院の中間地点が望ましい。」との報告があり、その報告を踏まえて、三田市・神戸市・済生会兵庫県病院の三者で協議を行った結果、三田市民病院と済生会兵庫県病院が再編統合して新病院を整備することにより、北神・三田地域の急性期医療の充実を目指すこととし、2023年(令和5年)3月31日に、三田市民病院を加えた4者で、新統合病院の整備に向けての協議を円滑に進めていくために、必要な基本的事項を定めた基本協定を締結しました。

3.再編統合計画の再開

2023年(令和5年)7月の三田市長選後、両病院の再編統合の取組みが滞っていましたが、このたび、三田市より再編統合に向けた取り組みの再開の要請があり、基本協定を締結した4者で、基本協定書の内容に変更がないことを文書で確認し、両病院の再編統合にむけて再開することとなりました。

基本協定に定める主な事項

役割分担
 
  • 三田市・三田市民病院:再編統合新病院の整備
  • 済生会兵庫県病院:再編統合新病院の運営
  • 神戸市:北神地域の急性期医療を確保するための財政支援、

      三田市との連携による用地取得事務の実施

整備候補地

  • 神戸市北区長尾町宅原(三田市民病院と済生会兵庫県病院の中間地点付近)

 

今後のスケジュール(予定)

2024年度(令和6年度)~2025年度(令和7年度):用地測量調査等、基本計画策定、事業認定、用地確保

2024年度(令和6年度)~2026年度(令和8年度):設計

2026年度(令和8年度)~2028年度(令和10年度):造成、建設工事、新病院開院

(参考)これまでの主な経緯

2019年(令和元年)11月~2020年(令和2)年12月

北神・三田急性期医療連携会議

2021年(令和3年)6月~2022年(令和4年)3月

北神・三田地域の急性期医療の確保に関する検討委員会

2022年(令和4年)6月

北神・三田地域の急性期医療確保方策(三者会見)

2022年(令和4年)9月

北神・三田地域の急性期医療確保方策に関する新統合病院の整備候補地(案)について

2022年(令和4年)11月

済生会兵庫県病院と三田市民病院との統合に向けた取り組みに関する住民説明会の開催

2022年(令和4年)12月~2023年(令和5年)1月

済生会兵庫県病院と三田市民病院の再編統合事業に関する質問受付

2023年(令和5年)3月

神戸市・三田市・三田市民病院・済生会兵庫県病院の四者による

三田市民病院と済生会兵庫県病院の再編統合に係る基本協定の締結

2023年(令和5年)12月

三田市より再編統合に向けた取り組みの再開の要請

(2023年(令和5年)7月の三田市長選挙後、両病院の再編統合計画が滞っていたことによる)

2024年(令和6年)1月

三田市民病院と済生会兵庫県病院の再編統合に係る確認書の締結(PDF:93KB)

2024年(令和6年)3月 三田市民病院と済生会兵庫県病院の再編統合による急性期医療の確保に関する連携協約の締結

垂水区における中核的医療機関整備事業

垂水区内に産科・小児科病床を持つ病院がないことから、垂水養護学校・垂水体育館用地において、産科・小児科救急を含む急性期医療を担う中核的医療機関の整備事業者を募集し、2020年(令和2年)10月16日に整備事業者を決定しました。詳細は、下記ページを参照ください。

お問い合わせ先

健康局地域医療課