最終更新日:2023年9月27日
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神出小学校の高学年の児童と、神出中学校の生徒で結成し、神出地域の方からの依頼に応じてボランティア活動を行っています。
「神出っ子隊」と言っても、決まったメンバーで活動するのではなく、地域の方からの依頼ごとに、参加メンバーを募ります。
今年の5月に結成し、計22回延べ100人超の生徒が活動しました。
児童館で小学生に勉強を教えたり、子ども食堂で配膳や皿洗いをしたり、地域のイベントのお手伝いをしたり…、様々な活動があります。
児童館さんが非常に熱心で理科実験教室や木工教室、盲導犬学習等、様々なイベントを実施してくれたので、神出っ子隊も小学生たちと一緒に良い経験ができました。ただ、一緒に楽しむだけでなく、依頼されなくても進んで掃除をするなど、自分たちで考えて積極的にボランティアに取り組んでいる姿が印象的でした。
そうです。このポロシャツを着て活動していますので、見かけたら声掛けや応援をしていただけると生徒たちの励みになります。
このポロシャツ作成のために、西区社会福祉協議会さんから赤い羽根募金を原資とした助成をいただきました。そこで、左袖には赤い羽根をあしらって、ボランティア活動と合わせて募金活動も行っています。
前任地でも教員をしていたのですが、地域の方と話をしている時に「子どもは地域の宝」という言葉を聞いてはっとさせられました。
私たちは宝物を預かっているんだという思いを改めて強く感じ、同時に子どもたちには、もっと自分たちの住む町を愛し、理解してほしいと思いました。ただ、コロナのため、地域に出ていくということが難しくなり、歯がゆい思いをしていました。
この4月に神出に来ましたが、少しずつ、コロナの影響も少なくなってきています。また、神出には小学校・中学校が1校ずつしかなく、小中の連携がもともと強かったんです。この強みを生かしたいと感じ、今回「神出っ子隊」を結成することになりました。
神出っ子隊や小中学校の生徒を見かけたら、気軽に声をかけていただきたいです。また、神出っ子隊の活動を見たら、励ましの言葉や「ご苦労さん。またお願いするわ。」といった言葉をかけてあげてください。
「トライやるウィーク」の準備活動、「キャリア教育」「福祉教育」と位置づけて、地域学習(地域を知る。地域を守る。地域を発展させる。)の一環としても大切にしたいと考えています。そのためにも地域の方々のご協力をいただきたいです。
ほかの先生方も忙しいので、できるだけ負担にならないように、と考えています。もちろん活動の様子が見たいという先生がいれば、見に来てもらえれば幸いです。
今後は高齢者の方向けのボランティア活動も展開していきたいと考えています。具体的には、あんしんすこやかセンターさんが実施している高齢者の方が集まる「ふれあい喫茶」や「体操教室」などのお手伝いができないか検討中です。
その他にも地域の方からご依頼があれば参加者を募るので、地域の方の認知度を上げられるように活動を続けていきます。
子どもたちには、神出っ子隊の活動を通じて、困っている人を助ける積極性や地元への愛着を育んでほしいと考えています。