最終更新日:2023年1月19日
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―カフェをはじめられたきっかけはなんですか?
オーナーの夢が古民家カフェを経営することで、この古民家の大家の方にご紹介いただいたのがきっかけです。その当時は空き家だったので、神戸市の制度を利用して古民家カフェをはじめることになりました。
(RAWZEN FARMS CAFE内観)
―お店の名前には何か由来があるのでしょうか?
RAWZENの「RAW」には「in the RAW」の「ありのままで」という意味を持たせています。「ZEN」は、お店のある伊川谷町前開の「前」です。
「ありのままの前開」のカフェという意味を「RAWZEN」という言葉に持たせています。
(RAWZEN=ありのままの前開)
―お店を経営するにあたり、苦労されたことや工夫されていることはございますか?
まず、前開での農家の方々との関係を深めることに力を入れました。打ち解けるには時間がかかりましたが、今は信頼関係を築くことができ皆さんと団結できていると思います。
農家の方は朝採れの野菜を持ってきてくれますし、訳ありの野菜も安価で譲っていただけます。私たちはそれを工夫してメニューにし、お客様に提供します。
また、そのサービスにご満足いただけたお客様の口コミでお店の噂も広まってくれますので、今は農家の方たちにとってもお店にとっても良いサイクルになっていると思います。
コロナ禍で特に第1波の時は苦労しましたが、感染対策をとりながら工夫してできる限りのサービスを提供しており、ご好評をいただいています。
(前開産の野菜やスイーツも販売している)
―住み込みでお店を経営されているとのことですが、伊川のよいところを教えてください。
お店の周辺は田畑がひろがり非常に静かなところですが、少し足をのばすと市街地区があり、住環境が非常によいと思います。
―野菜を中心としたメニューを組まれているようですが、野菜へのこだわりやメニューを考える際に意識されることはございますか?
当店には国際中医薬膳師(與那嶺 桂さん)がおり、季節ごとの「食養生」、つまり「食を通して未然に病気になりにくい体をつくる」ことを中心にメニューを考えています。
また、食材が持つ効能を知っていただいたうえで食べていただくと、より食への意識が変わります。よって、お食事いただくお客様には全て、私がそのメニューが持つ体への効能を説明します。
また、薬膳というと漢方のようなイメージを持たれる方も多いかと思いますが、当店では「食べやすくておいしい」料理がコンセプトで、真似していただきやすいメニューもあります。ご希望があれば、提供できる範囲でレシピをお教えしています。
(季節ごとの「食養生」メニュー)
―今後新しく取り組んでみたいことは何ですか?
インスタグラムなどを通して非常にご好評をいただいていますが、もっと別の方法でもRAWZENを発信していきたいと考えています。
コロナ禍で現在はできていませんが、プロの音楽家の方を呼んでライブを行うなど、状況が変われば色々なイベントをやりたいです。
―区民の方に向けて一言お願いします。
「前開」といえばこのRAWZEN FARMS CAFEといわれるよう、地域発展にも貢献したいと考えています。皆様、宜しくお願いします!