最終更新日:2023年11月10日
ここから本文です。
神戸市内の特定給食施設では、利用者の健康維持・増進につながるよう栄養管理された食事を提供するために、さまざまな取り組みが行われています。本事業は、なかでも特に優良な施設を「神戸市優良特定給食施設」として表彰し、その取り組みを紹介することで、他の施設においてもさらに取り組みを広げていただくことを目的として実施しています。
神戸市内の特定給食施設のうち、原則として事業所(病院の職員食堂を含む)、寄宿舎・寮、一般給食センター、大学
森永乳業株式会社 神戸工場様
対象者:約500人
食 数:昼食 約200食
提供形態:定食方式
①給食管理部門による利用者の状況把握
期健康診断や個人ヒアリング、食に関するアンケート等から、利用者の健康課題や食習慣の傾向について、積極的な把握に努めておられます。
②課題の分析
①を分析し「事務仕事の従事者はBMI値が高く、工場内の仕事の従事者はエネルギー不足の人が多い傾向」「若い社員で一人暮らしが多い」などの課題を把握されています。
③給食管理部門と委託会社の連携
課題に対し改善を図るための取り組みとして、委託給食会社に依頼し、若い職員向けに食育セミナーを実施したり、毎日の定食を「食べたら野菜をしっかりとることができるメニュー」とし、定食の喫食率を上げることを施設の目標に設定されています。
麺や丼などの単品メニューを選んでも小鉢を追加で購入できるようになっており、おすすめ小鉢でさらにバランスをとることができるようになっています。小鉢を取りやすいよう麺・丼売り場の間に設置しているため、一緒に購入される方も多いそうです。
こちらは定食の実物が展示されている場所で掲示されています。男女別に昼食で食べるのに適しためやす量を主食・主菜・副菜別に黄・赤・緑の三色の○印で示されています。
各定食にはその食事を食べることによりどの色をどれだけ取ることができるかが表示されています。計算をしなくてもよく、見た目でぱっとわかりやすい掲示となっています。
給食メニューの中ではなかなか摂取しづらいカルシウムの摂取を促すため、牛乳冷蔵庫が設置されています。食事メニューを選ぶ途中の位置に設置されており、手に取りやすいよう工夫されています。また、常時購入できるため、昼食時のみでなく、間食や夜勤時に利用される方もいます。
調味料、ドレッシング置き場に減塩を促す情報提供がされています。