最終更新日:2024年11月6日
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平成10年(1998年)9月22日、台風7号の集中豪雨により、震災復旧の工事中であった新湊川が洗心橋付近であふれ、付近の土地が低いところに浸水被害が起きました。
翌平成11年(1999年)6月29日にも梅雨前線の豪雨で洗心橋付近があふれ、東山商店街を中心に被害が生じました。
<平成11年の水害の様子>
これら2回の水害の後、地域の皆さんの要望により「新湊川河川防災ステーション」が平成16年(2004年)春に完成しました。
現在、災害時には水防作業など防災活動の拠点(新湊川水防センター)として、普段は地域活性化の拠点「新湊川ふれあい会館」として、その役割を果たしています。
<新湊川河川防災ステーションの様子>
水防センターは、「住吉川河川防災ステーション」にも設置されています。
住吉川の河川防災ステーションは公園でもあり、普段は子どもたちが元気に遊ぶ姿があります。
さらに、敷地の一角には「住吉川給水拠点」が水道局により整備され、災害時に市民に水道水を提供します。
<住吉川河川防災ステーションの様子>
最近では、日本に10個もの台風が上陸した平成16年(2004年)の台風21号や台風23号では市内各所に被害が生じました。幸い、人命や家屋浸水などの大きな被害はありませんでしたが、いつ大きな水害が起きるか分かりません。
日頃より誰もが防災意識を持ち備えることが大切です。
<準用河川・永井谷川(西区)の崩れた護岸>
平成20年(2008年)7月28日、都賀川では突発的な集中豪雨により、10分間に1.34mという急激な水位上昇が生じ、川原で遊んでいた小学生など16人が流され、このうち5人が亡くなるという事故が起きました。
都賀川流域は、上流域の大部分が住宅地で道路舗装も進んでおり、さらに河道が急勾配であったため、流域に降った雨が一気に本川に流れ込んだ結果、自然河川では極めて珍しい段波状の流れが発生したものと推測されています。
この事故を教訓として、兵庫県では大雨注意報等発表時に黄色の回転灯が点灯する増水警報システムや、それと連動した電光掲示板、また、注意喚起看板や横断幕の設置による危険性の周知等を図っています。
(画像をクリックすると拡大します。)
増水前の様子
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増水時の様子
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神戸市河川カメラのページにも増水時の映像を掲載しています。
なお、神戸市でも、市が管理する普通河川にある親水広場2か所(灘区六甲川親水広場、須磨区天井川憩いの広場)で増水警報システムを設置しています。
増水警報システム(回転灯)(JPG:34KB)