最終更新日:2024年9月11日
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北区・西区には豊かな農業地域が広がっており、温暖で晴天の日が多い気候を活かして、花の栽培が行われています。花は「美しさ」、「華やかさ」、「癒し」など暮らしに潤いを与えます。日々の暮らしの中に神戸市産のお花を取り入れて、「花のある暮らし」を楽しみませんか?
神戸花物語2024春での市内産の花を使った展示
ミスオーゴ
神戸リリィ ロゴマーク
「神戸リリィ」は、淡河町で独自に育成されたオリジナルの新鉄砲ユリの愛称です。長年にわたる品種改良の末、圧倒的な存在感、凛とした美しさ、極めて優れた鼻持ちを特長とする高級ブランドのユリとして、全国的にも非常に高い評価を得ています。
「神戸リリィ」には、定番の「オリジナルオーゴ」、花が上向きの「ミスオーゴ」、大輪の「プリンセスオーゴ」などの3品種があり、関西だけでなく東京、名古屋、仙台、広島などに出荷されています。
北区淡河町では昭和20年代よりチューリップ生産がスタートしました。
同じ色のチューリップでも浴びている光の量で色が違います。淡河のチューリップは、冬場も好天に恵まれることから、豊富な光を浴びて花色が美しく、その品質は高い評価を得ており、関西の花屋さんを中心に販売されています。
ビオラ
神戸市の花壇苗生産は、1963年(昭和38年)に西区伊川谷町でスタートしました。1970年(昭和45年)の大阪万博へ花壇苗を今日供給することを契機に本格的な生産が始まり、その後、大阪花博・淡路花博などに参加し、その品質はとても有名になりました。
この花壇苗は、「神戸花時計」や市内の街路、「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」の植え込みにも使用されています。
トルコギキョウは豊富な花色と一重から八重咲きなど様々な花形があり、近年、全国的に高い人気があります。
伊川谷の土質は砂質で、水が切れやすいほ場なのが特徴であるため、しっかりとした水揚げのよい花を生産しており、市場からも非常に高い評価を得ております。
春らしい甘い香りがあり、とても長く花が楽しめるストックです。
トルコギキョウと同様に、しっかりとした水揚げのよい花が特長です。
神戸市の菊の栽培は1907年(明治40年)頃、山田町から始まりました。昭和になると需要が増え、戦争で一時減少しましたが、その後復活し、1955年(昭和30年)頃にピークを迎えました。時代とともに栽培農家の数は少なくなりましたが、高い栽培技術は伝統として受け継がれています。
山田町は、昼夜の寒暖差が大きいため花や葉の色がさえると言われ、また土も水はけが良く菊の栽培に適した条件が整っています。
山田町では、全国的に珍しい二輪菊をはじめ、一輪菊・小菊など色彩豊富で様々な種類の菊が栽培されています。二輪菊は、ふたつの花が重なり合うように咲く特徴的な形状の花で、昔から生け花の世界で特に重宝されています。
神戸市のカーネーション栽培は、昭和初期に北区の有野町で夏切りの中輪系を中心に始まりました。西区では、1953年(昭和28年)頃から温室栽培が始まり、今では平野町と岩岡町で栽培されています。第2次オイルショックまでは大輪系品種が栽培の主体でしたが、それ以降はスプレー系を中心に多種多様な品種を栽培しています。
季節や仕入れ状況等によって、販売されていない場合があります。
神戸市花き協会は、花きの生産技術向上と経営の合理化及び消費啓発を行うとともに、生産者相互の連絡を緊密にして花きの振興を図ることを目的として設立された神戸市内の花き生産者で組織された団体です。
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