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有機農業

最終更新日:2024年11月12日

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「有機農業」とは?

「有機農業」とは、化学肥料・農薬を原則使わず、可能な限り環境に配慮した栽培法であり、土壌環境や生物の多様性など農業生態系を守ることにつながります。
日本は化学肥料原料のほとんどを輸入しており、国際情勢に左右されにくい安定した食料供給実現のためにも、有機農業の推進を含め、化学肥料の使用低減を進めていく必要があります。

有機農業の定義

  • 化学的に合成された肥料及び農薬を原則使用しない
  • 遺伝子組換え技術の利用等を行わない
  • 農業生産に由来する環境への負荷をできるだけ低減する

※2024年2月農水省更新作成「5分で分かる有機農産物って何?」より抜粋

みどりの食料システム戦略における「有機農業の取組面積25%」とは?

SDGsや環境を重視する国内外の動きが加速している中、持続可能な食料システムを構築することが急務であることから、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する国の政策方針「みどりの食料システム戦略」が2021年5月に策定されました。
この戦略では、2050年までに① 農林水産業のCO2排出量の実質ゼロ化、② 化学農薬の使用量50%低減、③ 化学肥料の使用量30%低減、④ 有機農業を全農地の25%(100万ha)に拡大 という目標を掲げています。

※みどりの食料システム戦略についての詳細は農水省ホームページをご覧ください。

みどりの食料システム法って何?

みどりの食料システム戦略を推進するため、2022年には「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(通称:みどりの食料システム法)」が制定されました。
神戸市では、2023年3月に兵庫県及び県下市町と共同で「環境と調和のとれたみどりの食料システム推進基本計画」を作成し、市内家畜糞尿由来の堆肥や下水処理の過程で回収されたリン水由来の再生リンなどの地域資源循環・環境保全に資する「こうべ里山SDGs農業」を推進するため、「人と自然との共生ゾーン」を特定区域として設定しています。

※「環境と調和のとれたみどりの食料システム推進基本計画」についての詳細は兵庫県ホームページをご覧ください。
※みどりの食料システム法についての詳細は農水省ホームページをご覧ください。

神戸市における有機農業の推進

みどりの食料システム戦略など国の動きとあわせ、神戸市でも持続可能な農業として、有機農業の推進を図っています。
有機農業の拡大に向けた体制づくりとして、生産から消費まで一貫し、農業者・流通加工業者等とともに協議会を立ち上げ、有機農業の技術講習会や試験栽培、消費者向けセミナーの開催など国庫補助事業を活用した様々な取組みを行っています。
このたび神戸市有機農業推進実施計画を策定し、有機農業をはじめとする地域資源循環型・環境保全型農業を推進していきます。

※協議会については、概要資料(PDF:258KB)をご覧ください。
※神戸市有機農業推進実施計画については、こちらのページをご覧ください。

現在の取組

講習会やイベント等の開催については、決まり次第、随時公開いたします。

2023年度の取組実績例

農業者向け講習会

神戸市在住または神戸市内農地で営農している有機農業者及び新規有機農業希望者を対象に、科学的根拠と植物生理に基づいた栽培技術『BLOF理論(Bio Logical Farming・生態系調和型農業理論)』について、専門インストラクターを講師にお招きし、計4回にわたり講習会を開催しました。
2023年度BLOF講習会の様子

トークイベントの開催

「オーガニックとは」をテーマに計3回にわたってゲスト講師をお招きし、トークイベント勉強会を開催しました。
イベントの詳細は、オーガニックスタディチラシ(PDF:636KB)をご覧ください。
2023年度トークイベントの様子

お問い合わせ先

経済観光局農水産課