最終更新日:2024年8月23日
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2011年に、富山県等で食肉を生食することで腸管出血性大腸菌による食中毒事件が発生しました。この食中毒事件では、小児等5名の方が亡くなり、181名の患者が発生しました。
腸管出血性大腸菌による食中毒を防止するためにも、食肉類を生食することはやめましょう。
病原大腸菌の一つで、代表的なものに「O157」「O26」「O111」が知られています。感染力が強く、少量でも感染します。
また、毒性が強いため、抵抗力の弱い乳幼児・高齢者や免疫力の低下している人は特に注意が必要です。
一般に市販されている肉の大部分は加熱調理用です。
腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐために、菌を「付けない、増やさない、殺す」の三原則に基づき、次のことに注意してください。
食べてから2日から7日後に激しい腹痛、下痢(血便を含む)、発熱などの症状が現れます。場合によっては、溶血性尿毒症症候群(HUS)(腎機能障害・意識障害)などの重篤な症状となり、死に至る場合があります。
血便が出るなど腸管出血性大腸菌感染が疑われる症状が出た場合には、早めに医療機関を受診してください。