最終更新日:2024年4月15日
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神戸市では、真珠加工、ケミカルシューズ、アパレル、洋家具、洋服、清酒、洋菓子、パン、コーヒー、スポーツ関連をはじめとする生活文化産業をファッション産業として振興しており、これらは広く「神戸ブランド」として知られています。
近年のライフスタイルや嗜好の変化、海外製品との競争が激化する中においても、神戸のファッション産業は、時代の変化に合った、様々な魅力的な商品やサービスを生み出しています。神戸空港の国際化に向けて、ますます世界とつながる神戸ブランドの魅力を、みなさまの応援をもとに、世界ブランドとなるよう育て、発信していきます。
1973年に全国に先駆けて行った「ファッション都市宣言」から、50年を迎えるとともに、2021年6月には「神戸らしいファッション文化を振興する条例」が新たに制定されました。みなさまの応援とともに、これまで以上に神戸が誇るファッション文化、神戸ブランドの発展に努めていきます。
灘五郷は日本一の酒どころです。このエリアで発展してきた清酒産業は、江戸時代に「下り酒」として江戸で大変な人気を博し、今なお灘五郷の課税出荷数量は全国の約1/4を占めています。輸出量も増えて、世界から注目が集まる中、日本一の酒どころとして、神戸でつくられた清酒のさらなる飛躍を目指します。
神戸の洋菓子づくりの基盤が築かれたのは大正時代。外国人居留地の住民や船員など向けに洋菓子が作られるようになったことがきっかけです。外国の職人の高い技術をもとに、神戸の職人が創意工夫を加え、神戸に洋菓子文化が発展してきました。現在は、「神戸スイーツ」として都市ブランド形成に大きな役割を果たしており、技術の継承と優秀な技能職者の育成支援を行い、さらなる神戸スイーツの魅力発信をはかります。
神戸では大正時代からゴム履物産業が盛んになり、ゴム配給が不足した戦後は様々な材料で靴作りが行われ、1952年頃ケミカルシューズが誕生しました。その後、生産技術の改善、デザイン能力育成などの努力を重ね、神戸のケミカルシューズ産業は大きく発展し、ファッション性豊かな靴をつくり、日本の靴業界をリードしています。
神戸の真珠加工業は、地理的条件を背景に大正時代から発展し、現在世界で流通する真珠の約7割は神戸で加工されており、世界的に非常に競争力の高い産業です。世界で「KOBE Pearl」がより広がるよう支援を行っていきます。