最終更新日:2024年8月28日
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明治以来、神戸港での生ゴムの輸入とともにゴム工業が盛んに行われ、大正時代にはゴム靴の製造がはじまりました。その後、ゴムの入手が困難になったメーカーはケミカル素材(合成皮革)で靴をつくるようになりました。
その後、生産技術の改善、デザイン能力育成などの努力を重ね、合成皮革だけでなく、「革」を使った靴づくりも盛んに行われています。
神戸のケミカルシューズ産業は大きく発展し、ファッション性豊かな靴をつくり、日本の靴業界をリードしています。
「神戸シューズ」って??
神戸の長田区周辺は全国有数の靴の産地です。
その神戸長田エリアのシューズメーカーが中心となって、「神戸シューズブランド化委員会」を結成し、メイドイン神戸の国産シューズを「神戸シューズ」と称して、全国にその魅力を広める取り組みを進めています。
「神戸シューズ」は、原産地が神戸で、縫製や裁断なども委員会で設けられた品質基準をクリアした製品のみが登録されます。
参加メーカー各社は、神戸らしいデザインでファッション性があり、安心・安全に加え、高い機能性を擁し、履き心地がよい靴を生産しています。
2017年度から「神戸シューズ」のブランド化にも取り組んでおり、ハイブランドモデルとして「神戸シューズプレミアムライン」が開発されました。プレミアムラインは長時間履いても疲れないフィット感で、サイズ設定を0.25cm刻みとし、片足ずつサイズ違いでの購入が可能となっています。
地域名を冠した共通のブランド(地域ブランド)を用いて、地域産業の活性化や地域おこしをする動きが全国的に盛んになったことを受け、2006年に特許庁が新しい商標権として導入した制度です。
従来、一事業者が独占して使用することが認められなかった「産地+商品」という表示を、業界団体などが独占して使用できるようになりました。
「神戸シューズ」は、長田エリアのシューズ業界が力をあわせて、その認知度向上に努め、2014年3月に商標登録が実現しました。
神戸シューズ(日本ケミカルシューズ工業組合のホームページ)(外部リンク)
震災からケミカルシューズ産業の復興とくつのまちながたの活性化を目指して誕生した、ケミカルシューズのショップと関連事業者が入居するファッションビルです。
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