最終更新日:2024年5月7日
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1868年の開港を契機に、神戸には居留地が造られ、洋菓子等の様々な西洋文化が入ってきました。
洋菓子づくりの基盤が築かれたのは大正時代。第1次世界大戦の折、来日したM・ゴンチャロフ、F・モロゾフらが本場の洋菓子づくりを神戸に持ち込みました。その後、洋菓子づくりに魅了された日本人によって創意工夫が重ねられ、神戸独特の洋菓子文化が形成されています。
大丸神戸店において、パティシエが鍛えた腕を駆使して制作した芸術性豊かな工芸菓子の展示や、若いパティシエがその年のテーマを題材に技術を競う「デコレーションケーキコンテスト」、洋菓子の販売・イートインコーナーなど、多様なイベントを実施しています。
神戸市と株式会社ユーハイムは、スイーツの魅力発信を通じた産業振興に関して、2023年2月27日に事業連携協定を締結しました。本協定にもとづき、相互の連携を強化し、神戸のスイーツ文化の魅力発信を通じた地域振興の実現にともに努めていきます。
(1)神戸のスイーツの魅力発信を通じた地域産業振興に関すること
・バウムクーヘンAI職人THEO等を活用した国内外における神戸スイーツの魅力のプロモーション
(2)フードテック等による神戸スイーツの新たな価値創造に関すること
・市のスタートアップ支援施策との連携・イベントへの参加
・国内外のフードテック企業へのビジネス支援
(3)持続可能な社会を目指した取り組みに関すること
・神戸地産素材を使用したバウムクーヘンの開発
(4)スイーツを通した人材育成に関すること
・神戸市内の大学・専門学校等と連携した課題解決や商品開発
(5)その他、神戸の地域振興に関すること
・医療従事者応援
・こども食堂や児童養護施設でのプレゼント等でこどもを応援
ユーハイムが5年かけて開発した、バウムクーヘンAI職人「THEO(テオ)」に、AI職人として世界で初めて特別住民票を交付しました。
※特別住民とは、住民基本台帳法に基づくものではありません。
・ユーハイムが開発したAIを搭載したバウムクーヘン専用オーブン。
・職人が焼く生地の焼き具合を、各層ごとに画像センサーで解析することで、その技術をAIに機械学習させデータ化、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼きあげることができる。
事業連携協定締結後、さまざまな取り組みを行いました。
●主な取り組み内容
・市内で開催されるイベントや客船ターミナル等へTHEOが出張し、神戸スイーツをPR
・神戸のいちじくや米粉などを使ったバウムクーヘンの開発
・市内の大学と連携した商品開発および学園祭での販売(甲南女子大学、神戸女子大学)
・医療従事者や児童福祉施設にTHEOが出張し、バウムクーヘンをプレゼント
2023年度の取り組み(PPT:14,381KB)
神戸スイーツの歴史や魅力、お薦め情報などを掲載した冊子を作成しました。(2024年3月発行)
スイーツの神戸!(冊子データ)(PDF:7,816KB)
神戸公式観光サイト「Feel KOBE」ページ内で神戸スイーツ特集を掲載しています。
神戸観光局 公式ホームページ(外部リンク)
神戸スイーツの魅力を多くの方に知っていただくため、三宮・北野・新神戸・元町・神戸ハーバーランドエリアの洋菓子店と観光スポットを紹介した「神戸スイーツマップ」を2018年3月に発行しました。
・日本語版(Japanese)
・英語版(English)
・繫体字版(Chinese)
※2019年2月時点