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神戸産農水産物等の活用推進【2022年度】

最終更新日:2024年9月20日

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おいしい神戸産農水産物等の活用の推進に関する条例

「おいしい神戸産農水産物等の活用の推進に関する条例」(2019年4月1日施行)に関する、2022年度の取り組み状況を報告します。

おいしい神戸産農水産物等の活用の推進に関する条例(PDF:174KB)

「おいしい神戸農水産物等の活用の推進に関する条例」の取り組み状況について(PDF:628KB)
(2023年9月19日神戸市経済港湾委員会資料より)

2022年度の取組施策

生産者、事業者及び市民の交流支援についての主な施策(第8条)
啓発活動等についての主な施策(第9条)
生産、供給及び市内流通の促進についての主な施策(第10条)
生産環境及び生産基盤の整備等についての主な施策(第11条)
神戸産農水産物等の優先利用についての主な施策(第12条)
ブランド化の推進についての主な施策(第13条)
他の施策との連携についての主な施策(第14条)
6次産業化の支援についての主な施策(第15条)

生産者、事業者及び市民の交流支援についての主な施策(第8条)

ファーマーズマーケットの開催

地産地消のライフスタイル化を目指したファーマーズマーケット「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」を垂水漁港、須磨海岸などに加えて、六甲道南公園、弓弦羽神社でも開催した。また、駒ヶ林、兵庫エリア、西神中央駅周辺で、地域の個性に合わせたマーケットを開催した。
 

マーケット 回数 参加人数
EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET(※) 44回 約41,000人
駒ヶ林(長田港漁船だまり) 2回 約2,400人
兵庫エリア 4回 約330人
西神中央駅周辺 11回 約5,500人

※垂水漁港、須磨海岸、新長田鉄人広場、旧居留地、六甲道南公園、弓弦羽神社で開催

ファーマーズマーケット

FARMARS MARKETホームページ(外部リンク)

農漁業体験への支援

地域団体等が主体的に取り組む、稲作体験・野菜栽培体験などの農漁業体験イベントに対して補助等を行った。

イベント 回数 参加人数
農業体験(※) - -
漁業体験、地引網体験 10回 約1,300人
乾のりづくり体験 18回 410人
塩づくり体験 44回 776人
潮干狩り体験 - 15,650人
釣り大会 32回 1,141人
栽培漁業センター施設見学 - 1,315人

※稲作体験、黒大豆栽培体験、さつまいも栽培体験、みそづくり体験等

観光農園、栽培漁業センターについては下記のホームページからご確認ください。
神戸市観光園芸協会のホームページ(外部リンク)
神戸市立栽培漁業センターのホームページ(外部リンク)

啓発活動等についての主な施策(第9条)

花きにおいては、神戸産の花をPRし、消費拡大につなげるため、「街の彩ガーデン」として市役所等に花のディスプレイを設置した。「神戸花物語2022秋」では、道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢に花絵を設置し、「神戸花物語2023春」では、デュオこうべにて花の販売やKOBEビクトリーブーケコンテストを開催した。

神戸花物語

農産物においては、市民を農業の生産現場に案内する産地見学会を開催するとともに、神戸産農産物を市内の小売店や量販店、イベントにてPR販売した。また、水産物においては、垂水漁港での「漁業デー」の開催をPRし、神戸産水産物の販売を促進した。
さらに、Instagramを活用した「神戸産を食べて応援キャンペーン」を開催するなど、WEBサイトを活用して、神戸の農漁業や食に関する情報を発信した。
地域資源循環・環境保全型農業の啓発に関する取組として、下水処理の過程で回収された「こうべ再生リン」を配合した「こうべSDGs肥料」を市民向けに販売した。

こうべSDGs肥料

 

イベント 回数・期間 場所 参加人数
街の彩ガーデン 5回 デュオこうべ、市役所1号館ロビー、神戸マラソン(神戸国際展示場)他
延べ25ヵ所
-
神戸花物語2022秋(※) 11月10日~28日 道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢 -
神戸花物語2023春 2月25日~26日 デュオこうべ -
神戸産農産物の産地見学会 9回 - 180人
神戸産農産物のPR販売 - 12店(量販店等)、
OHIROME MARKET(JR三ノ宮駅南広場)
-
漁業デー 17回 - 約850人
みのりの祭典 1回 - 約4,500人
神戸産を食べて応援キャンペーン(Instagram) 6月~9月 - -

※展示テーマ「BE KOBE」、伊川谷産ビオラ約7,000鉢

神戸花物語については神戸市花き協会のホームページ(外部リンク)

生産、供給及び市内流通の促進についての主な施策(第10条)

生産拡大に関する取り組み

農業生産資材等の価格高騰対策として、こうべ再生リンを配合した肥料「こうべハーベスト」の提供や市内産堆肥の購入支援及び施設園芸農家への燃油費の一部支援を実施した。
また、酒米である山田錦の栽培において、「こうべハーベスト」を用いた試験栽培やドローンを用いた画像解析による生育診断の実証実験に取り組んだ。
栽培漁業センターにおいては、ナマコ・マコガレイ等の種苗生産に取り組んだ。

園芸用こうべハーベスト

取組み 実績
「こうべハーベスト」肥料提供 11,598袋(1袋:20kg)
市内産堆肥の購入支援 4,437t
燃油価格高騰対策支援 75件
農業経営スマート化促進事業 2団体(コンバイン、米穀乾燥調製機)
山田錦の生育診断 1ha
ナマコ放流実績 約7万2千個
マコガレイ放流実績 約5万6千尾

農水産業等の担い手に対する支援

地域の担い手となる認定農業者・集落営農組織に対し、農業用機械・設備の導入支援を行うとともに、新規就農者・農村サポーターなど多様な担い手の育成に努めた。新規就農者に対しては、経営開始資金による支援を行うとともに、果樹栽培に特化した新規就農者向けの研修として「こうべ果樹の就農学校」を開講した。
また、多様な担い手の裾野の拡大を目指して、短期間の研修により小規模農地で営農できる「神戸ネクストファーマー制度」を運用した。
さらに、集落ごとに5~10年後の農地の耕作者・後継者を明確化する「実質化した人・農地プラン」を策定するとともに、集落営農組織の広域化・法人化を推進した。
水産振興では、漁業経営の安定のため、漁船保険や漁業共済の補助等の支援を行った。

支援 人数 件数
認定農業者の認定者 69人(認定者合計255人) -
認定新規就農者の認定者 15人(認定者合計44人) -
経営開始資金の交付者 40人 -
農業経営力向上支援事業採択 - 3件(大豆刈取機・乾燥機、籾摺機、畦塗り機)
神戸ネクストファーマー 15人 -
こうべ果樹の就農学校の研修生 10人 -
農村サポーター 52人 -
実質化した人・農地プランの策定 - 34地区
広域集落営農法人の支援 - 1法人(神出町)
漁船保険 - 323隻
漁業共済 32人 -

こうべ果樹の就農学校

認定新規就農者(青年等就農計画制度)について
農業次世代人材投資資金(現:経営開始資金)について

市内流通の促進

市内農家に対して、市内流通の促進、環境負荷軽減に向け、出荷用コンテナ等の導入支援を行った。また、認知度向上と消費拡大のため、出荷・産地表示資材の導入支援、量販店での地産地消コーナーの設置などに取り組むとともに、農産物直売所に出荷する生産者団体が行うPR活動に対して支援を行った。
さらに、神戸産農水産物の飲食店等での活用を促す「神戸食材フェア」の開催に加え、農水産物のカタログやホームページの作成や市内小売店等での販売状況調査を行った。
畜産振興では、市内農家が生産した但馬牛の市内流通を促進するため、中央卸売市場西部市場への出荷に対する助成を行った。

PR活動・支援 件数 期間
地産地消推進店 40店 -
量販店での地産地消コーナー設置 11店 -
市内農産物直売所 56箇所 -
出荷用コンテナ導入 3,000ケース -
神戸いちじくフェア 54店舗 9月8日~10月31日
神戸食材フェア 102店舗 2月22日~3月12日
市内流通促進支援(但馬牛) 403頭 -

(※)いちご、トマト、須磨海苔、こうべ旬菜、ホウレンソウ、ハモ、黒鯛

神戸食材フェアについてはfarms and seaのホームページ(外部リンク)

生産環境及び生産基盤の整備等についての主な施策(第11条)

神戸産農水産物の生産性向上を図るため、国県補助事業等を活用し、生産基盤や漁港施設の整備に対する支援及び漁港施設改修の検討を行った。

事業 件数 内容
ため池改修 1件 -
土地改良施設維持管理適正化事業 5件 -
漁港施設改修 - 塩屋漁港機能強化事業、垂水漁港長期保全計画更新

ため池改修工事

神戸産農水産物等の優先利用についての主な施策(第12条)

教育委員会、(一財)神戸市学校給食会、兵庫六甲農業協同組合、流通事業者と連携し、安全で新鮮な神戸産野菜や米を学校給食へ供給し、地産地消を推進した。また、新たに地域の特産品である北神みそ、神戸産しらす干しの給食での利用を進めた。
「こうべ給食畑推進事業」として、給食利用が多い品目(ジャガイモ、タマネギ、ニンジン)について、生産拡大や秀品率の向上に取り組んだ。また、生産量が豊富な旬の時期にキャベツの利用促進を行った。

調理師の生産現場見学会

 

神戸産食材の利用 割合
野菜 小学校15.3%
中学校10.2%
小学校196t/1,279t
中学校20.5t/200t
小学校100%
中学校100%
小学校640t
中学校276t
神戸産食材の新たな利用 回数
北神みそ 2回 1,057kg
しらす干し 1回 402kg

学校給食における取組みについて
一般財団法人 神戸市学校給食会のホームページ(外部リンク)

ブランド化の推進についての主な施策(第13条)

減農薬、減化学肥料で栽培され、環境にも配慮した神戸産野菜である「こうべ旬菜」について、学校給食への利用促進、産地表示資材の導入支援等を行った。また、地域資源循環・環境保全型農業の取組みを進めるため、生産者や流通事業者との意見交換等を行った。
さらに、「こうべ旬菜」を含む神戸産農水産物の飲食店等での活用を促す「神戸食材フェア」の開催に加え、神戸産農水産物のカタログやホームページの作成や市内小売店等での販売状況調査を行った。

・「こうべ旬菜」生産量:18品目(約3,100t)
・神戸いちじくフェア:54店舗(再掲)
・神戸食材フェア:102 店舗(再掲)

神戸食材フェアメニュー

他の施策との連携についての主な施策(第14条)

観光関連

神戸市観光園芸協会と連携し、いちご・ぶどう・なし・さつまいも・かき・とうもろこしの観光農園及び貸農園のPRを実施した。
また、主要交通網の結節点である「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」に「BE KOBE」のモニュメントを設置し、農村ツーリズムの拠点施設として、さらなる機能強化を図った。

「BE KOBE」モニュメント

神戸沖で早朝に獲れるしらす「神戸夜明けのしらす」を用いたメニュー開発を行うとともに、しらす漁への同行などの体験コンテンツと宿泊を組み合わせたモニターツアーを実施した。

神戸しらすメニュー

・観光農園利用者:49,718人
(内訳:いちご16,687人、ぶどう8,090人、なし2,952人、さつまいも18,236人、かき1,381人、とうもろこし1,412人、貸農園960人)
・メニュー開発:5事業者
・モニターツアー:2回

食育関連

都市部で農に触れる機会を創出するため、公園などでの果樹植栽や農園づくりの実証実験を実施した。また、民間の都市農園の活動について「食都神戸実践モデル活動支援事業」により支援を行った。
また、食育を推進するため農漁業体験活動に対する補助や神戸産農水産物を学校給食への提供を行った。

事業 実績 実施場所
都市部での農園づくりの実証実験 5件 平野コープ農園(兵庫区平野展望公園)、ノエスタ農園(兵庫区御崎公園)、ウンガノハタケ(兵庫区材木町)、ウジャマー菜園(長田区新湊川公園)、北野エディブルヤード(中央区市民トーア公園横)
食都神戸実践モデル活動支援 5件 シェラトンファーム(東灘区)、神戸国際大学(東灘区)、エコール・リラ(北区)、ノエスタ農園(兵庫区)、BRANCH 神戸学園都市(垂水区)
里づくり支援事業(交流体験型) 13地区(再掲) -

平野コープ農園

6次産業化の支援についての主な施策(第15条)

神戸産農水産物等を活用した商品開発に対して「食都神戸実践モデル活動」として支援するとともに、市内大学生などの若者のアイデアと企業のノウハウを活用した「KOBE“にさんがろく”プロジェクト」を実施した。また、神戸農政公社においては、市民や事業者による「持続可能な農漁業の推進及び里山・農村地域の活性化」に寄与する先進的で創造性に富んだ活動を支援するため、「KOBE里山SDGs活動支援補助金制度」を実施した。

事業 実績 内容
食都神戸実践モデル活動支援事業 2件 六甲のめぐみと連携した神戸産農水産物弁当、
ローカル食材を使用したスイーツ
KOBE“にさんがろく”プロジェクト 参加学生29人 しらす丼専用しょうゆ、レシピ本等
KOBE里山SDGs活動支援事業 13団体 神戸須磨サーモンの加工品

しらす丼専用しょうゆ

過年度の報告

2021年度の取り組み

お問い合わせ先

経済観光局農水産課