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最終更新日:2020年10月27日
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『裏六甲にたたずむ石積み堰堤のため池』
昭和8年
堰堤/淡河川/山田川/粗石コンクリートダム/
総高27.3メートル、堤長78.3メートル
流域面積57ヘクタール、満水面積3.1ヘクタール、
貯水量233,400立方メートル、取水量0.89立方メートル/秒
兵庫県
山田池堰堤
山田川疏水工事完成後においても受益地内では新規開墾が相次ぎ、組合への加入が増加したため、しばしば用水が不足していた。
大正13年大干ばつに遭遇したのを契機に、組合は補助水源の建設を決議し、山田池を県営で実施することにした。
構造は直線重力式粗石モルタル工。1個150~200キログラムの石を5~10センチの隙間をおいて並べ、その隙間にモルタルを詰め、表面は花崗岩等の間知石の布積みとしている。