最終更新日:2024年9月13日
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私たちの暮らしを支えるための商品やサービスなどが、生み出されてから捨てられるまでの様々な工程で排出される温室効果ガスは、全体の約6割を占めていると言われています。カーボンフットプリントとは、ライフスタイルに関連する温室効果ガスを推計した数値です。
温室効果ガスは目に見えないため、実感がわきにくいかもしれませんが、まずは、商品やサービスに関連して、どれだけの温室効果ガスが排出されているかを知り、私たちの生活を脱炭素(温室効果ガス排出の少ないもの)へ変えていくきっかけにしてみましょう。1人ひとりが「脱炭素ライフスタイル」を目指し、持続可能な社会となるようにチャレンジしていきましょう。
生活の中で自分がどれだけの温室効果ガスを排出しているかを教えてくれるウェブアプリ「じぶんごとプラネット」を使って、自分のカーボンフットプリントを推計してみましょう。
じぶんごとプラネット(外部リンク) |
国立環境研究所などの研究結果に基づき、神戸市における平均的な市民のカーボンフットプリント量が示されています(下図)。項目は6つに分類され、「住居」1,740kgCO2、「食」1,290kgCO2、「レジャー」1,090kgCO2、「消費財」1,060kgCO2、「移動」1,050kgCO2、「サービス」610kgCO2となっており、合計は6,830kgCO2(1人1年あたり)です。
また、上図のカーボンフットプリント量を踏まえた脱炭素に関する取り組み事例が同研究結果により示されています(下図)。記載されている数値は、1人1年あたりのカーボンフットプリント最大削減効果となります。これらの取組みはあくまで選択肢としての例示であり、脱炭素に繋がる行動のきっかけとなる例として紹介しています。
1人1年あたりのカーボンフットプリント最大限削減効果(kgCO2e/人/年)
出典:〇Ryu Koide, Satoshi Kojima, Keisuke Nansai, Michael Lettenmeier, Kenji Asakawa, Chen Liu, Shinsuke Murakami (2021) Exploring Carbon Footprint Reduction Pathways through Urban Lifestyle Changes: A Practical Approach Applied to Japanese Cities. Environmental Research Letters. 16 084001
〇小出 瑠・小嶋 公史・南齋 規介・Michael Lettenmeier・浅川 賢司・劉 晨・村上 進亮(2021) 「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」