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最終更新日:2023年11月30日
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飼ってしまってから「こんなはずじゃなかった」とあわてても間に合いません。動物を飼う前に、次の10のポイントについて考えてみましょう。
あなたの住まいが動物を飼える住居であることは必要不可欠です。集合住宅でも最近は動物の飼育が可能な住宅が増えてきていますが、その場合でも、規約等で飼える動物の種類、大きさ、頭数などが定められていることがほとんどです。借家等の場合は、所有者の許可が必要です。持ち家の場合であっても、広さや家屋の状態に合わせて動物の種類や数を考えなくてはなりません。
今の住居が動物を飼える環境だとしても、引越しや転勤の予定があるなら慎重な判断が必要です。
あなたはどんな家庭環境やライフスタイルを持ち、どんな目的で動物を飼うのでしょうか?動物は種によって生態や必要な世話が大きく異なりますし、犬や猫のように人が時間をかけて目的別に多くの品種を作り出してきた動物では、品種によっても大きく違ってきます。
見た目やイメージに惑わされることなく、自分のライフスタイルと目的にあっているか、冷静に判断してください。
動物を飼うのに、家族の理解と協力は不可欠です。あなたが突然の病気やアクシデントに見舞われたときも、家族が協力してくれれば切り抜けることができます。動物を飼うには、家族のメンバー全員が動物好きで、飼うことに同意している必要があります。
動物を飼い始めたら、喘息や皮膚の湿疹など、家族にアレルギー症状が出たというケースがあります。家族にアレルギー体質の人がいる場合は、動物の毛やふけ、排泄物などにアレルギー反応を起こす可能性があるので、飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。
動物は生きていくための全てをあなたに依存しています。毎日の食餌、排泄物の始末、清掃、運動、散歩や遊び、しつけ、健康管理などしなくてはならないことはたくさんあり、これらをこなす時間と体力が必要になります。
例えば、二人暮らしの熟年夫婦が、新しい家族として動物を飼うような場合は、自分たちが歳を重ね、動物も老いた時の世話やその介護のことも考えて、種類や大きさを選んでください。子どもにせがまれてという場合は、子どもの進学、就職、転居などで、結局は親が世話をすることになるケースが多々ありますから、そのこともよく考える必要があります。
癒しやかわいさなど動物から得られるものばかり期待して、世話は面倒だと思うのなら、動物を飼い始めるべきではありません。
また、災害等の万一のときに連れて避難できる数以上の動物を抱え込まないようにすることも大切です。
動物による、鳴き声、臭い、糞の放置は、多くの地域で近隣トラブルの元となっています。近隣に迷惑をかけないために、動物やその飼育環境を清潔に保ち、適切なしつけや防音対策などもしなくてはなりません。
動物を飼うにはお金がかかります。
生涯とは、動物の生涯とともに、あなたの生涯のことも含まれます。犬猫は十数年以上生きます。ペットが高齢になったときの介護のことも考えておかなくてはなりません。
就職、進学、転居、結婚、出産など、人生には様々な転機があります。将来予測できる生活の変化があった時に動物を飼い続けることができるか、よく考えてみてください。また、あなたが突然入院してしまったり、最悪の場合亡くなってしまうなど、不幸なアクシデントもあるかもしれません。代わりに飼ってくれる人を見つけておくなど、万一のとき、あなただけを頼りとして生きている命をいかに守ってやるかも考えておくべきことといえるでしょう。