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最終更新日:2024年9月6日
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仕事を通して人々に笑顔を。チャンスと希望が感じられるまちに
神戸市内の高校を卒業後、1984年に入庁し、市営地下鉄が三宮や西神中央へと延伸する時期に交通局で働きながら、夜は神戸大学第二課程で法律を学びました。その後、区役所に配属されたほか、観光や医療産業都市などのプロジェクトにも携わり、2014年からは文化スポーツ分野ひとすじで仕事をしてきました。
文化スポーツ局は、文化芸術やスポーツを通じて、暮らしとまちを彩り、市民のみなさまに笑顔と元気と豊かな日常を届けることをミッションとしています。
担当している仕事は実に幅広く、例えば、ホールや体育館、図書館といった施設の整備・運営のほか、神戸国際フルートコンクール、神戸マラソンなども担当しています。2024年5月には、「世界パラ陸上競技選手権大会」を東アジアで初めて開催し、アスリートにとって最高の舞台を実現することを柱に掲げ、8万人を超える観客のみなさまと一緒に大会を盛り上げました。
また、教科書でおなじみのザビエルの肖像画や国宝の桜ケ丘銅鐸を所蔵する神戸市立博物館の運営や、北野町の異人館や五色塚古墳などの史跡・文化財の保護活用も文化スポーツ局の仕事です。
まちなかの公認会場でアーティストがパフォーマンスを披露し、投げ銭も受け取れる「まちなかパフォーマンス」制度をつくり、神戸から羽ばたこうとするアーティストを応援します。
また、近代芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート」の受賞作品を駅前に配置するなど、まちを行き交う人々がアートに触れ、回遊できる仕掛けづくりにも力を入れています。
スポーツ面では、ヴィッセル神戸・INAC神戸レオネッサ・コベルコ神戸スティーラーズ・神戸ストークスといったトップスポーツチームと連携して、選手と子どもたちが交流したり、神戸まつりなどのイベントで気軽にスポーツ体験ができたりする機会を作っています。
こういったさまざまな企画を通じて、未来を担う子どもたちや、アーティスト・アスリートといった文化・スポーツ関係者、施設をご利用いただく市民のみなさまなど、一人でも多くの方にチャンスを希望を感じてもらえるまちにしたいと、日々、奮闘しています。
そして、メディアを通じて、市民・市外のみなさまに私たちの取り組みがどのように映るのか、届くのかといったことも、常に意識をしています。これは、阪神・淡路大震災からの復興事業に係長として携わった経験から、チャンスや希望を感じられる日常の大切さに加え、多くの方々に共感を持っていただくことの重要性を実感してきたからです。
KOBE六甲全山縦走・半縦走大会や、摩耶山にある自然の家など、山に関わる仕事を数多く経験してきましたが、実は海が大好きです。もしかしたら、神戸市の局長よりも、水中カメラマンの肩書の方が知られているかもしれません。
震災後、それまで記録されていなかった神戸の海の風景や生物を、潜水撮影で残してきました。神戸の海の豊かさをたくさんの方に伝えたいと思い、撮影だけでなく、執筆や講演なども手掛けてきました。写真とエッセイで神戸の海を紹介した『神戸の海は宝箱:大阪湾に暮らす生き物たち』(のじぎく文庫・神戸新聞総合出版センター刊)も出版されたんですよ。SDGsなんて言葉がなかった時代から、よく30年も続けてきたなぁと自分でも思います。ある意味、仕事みたいなものですが(笑)。撮影機材を持って海に潜ると「素」の自分を取り戻す気がします。