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教育長から市民のみなさまへ

最終更新日:2024年9月6日

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教育長 福本 靖(ふくもと やすし)

大人が手を携えて、子どもたちに多様な学びを

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「こどもまんなか社会」の実現に向けて

神戸で生まれ、大学まで市内で学び、そのまま中学校の社会科教員として神戸市に採用されました。中学校の教頭・校長をいくつか経験して2022年に定年退職し、2024年から教育長を務めています。

平成以降は、社会が大きく変化する中で、子どもたちや家庭の価値観が少しずつ多様化し、この変化に学校現場や教育委員会がうまく適応することができず、現在、多くの教育課題となって噴出しています。山積する教育課題に立ち向かうためには、まずは学校や園が、過去の成功体験から脱却し、前例踏襲を打破することから始めなければなりません。

こうした現状や課題等を踏まえ、今後5年間、神戸の教育が目指すべき方向性を明らかにするため、第4期神戸市教育振興基本計画を策定しました。計画では、教育ビジョンや5つの基本政策を掲げていますが、主な取り組みを2つご紹介します。

中学校の部活動について、2026年9月に平日・休日ともに、新たな地域クラブ活動「KOBE◆KATSU(コベカツ)」に完全移行したいと考えています。学校や地域の施設を活用しながら、地域のスポーツ団体等が指導するようになります。

また、不登校支援を強化します。2024年度から全小中学校に「校内サポートルーム」を整備し、学級以外の居場所を整え、支援員を配置しました。また2025年4月には、不登校の生徒が社会的に自立できる力を育む、学びの多様化学校を新たに開校する予定です。

働き方改革により学校や園の活動が時間的に制限される中、子どもたちの多様な学びを実現するには、教職員だけで完結することは難しいのが現実です。子どもたちの意見や考えを尊重し、学校や園と保護者が役割分担をしながら、しっかりと連携し「こどもまんなか社会」を実現していきます。

人生を豊かにしてくれた、バレーボール

中学でバレーボール部に入部してから、大学までの約10年間を選手として、教員になってからは、約25年間を指導者(顧問)として歩みました。バレーボールが私の人生に大きな影響を与えたことは間違いなく、このスポーツとの出会いに感謝しています。

バレーボールはまさに「つなぐ」スポーツです。何度でもボールをひろい、粘り強く我慢しなければなりません。スパイクには、献身的なレシーブやトスが必要です。私はバレーボールを通じて、みんなで「つなぐ」意識や、目立たない土台部分をしっかりと固めることの大切さを学び、仕事にも生きています。

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