最終更新日:2023年12月20日
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鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥類やその死体等に濃厚に接触した場合を除いて、通常は人に感染することがないと考えられています。しかし、野鳥は体内や羽毛などに細菌や病原体をもっている可能性があります。
死亡野鳥等を発見した方は、以下のことに留意してください。
国内・海外の鳥インフルエンザ発生状況については、以下の農林水産省のページでご確認ください。
鳥インフルエンザとはトリに対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症です。人におけるほとんどの感染者は、感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があります。日本では人での発症は確認されていません。
感染症法では、H5N1及びH7N9亜型の鳥インフルエンザは2類感染症に、それ以外の亜型の鳥インフルエンザは4類感染症に位置づけられています。
2003年以降、東南アジアを中心に、中東・アフリカの一部地域などで報告されています。人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、多くの患者が直接的又は間接的に家きん等との接触があったことが報告されています。また、これまでのところ、人から人への持続的な感染は確認されておりません。
下記を参考に疑い患者を診察した場合は神戸市保健所へ情報提供をお願いいたします。
(TEL:078-322-6789)。
2013年3月以降、中国において患者が報告されています。多くの患者が直接的又は間接的に家きん等との接触があったことが報告されています。また、これまでのところ、人から人への持続的な感染は確認されておりません。
このたび、アジア諸国・中国等からの観光客も多く、国内で鳥インフルエンザの感染が疑われる患者が発生した場合の「鳥インフルエンザ(H7N9)国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について<神戸市版平成28年4月1日rev.1>」を作成いたしました。
下記を参考に疑い患者を診察した場合は神戸市保健所へ情報提供をお願いいたします。
(TEL:078-322-6789)
鳥がかかるインフルエンザ(鳥インフルエンザ)が、タイ、ベトナムなどのアジアを中心に発生し、国内でも発生が認められています。
現在のところ鳥からヒトへの感染力はほとんどないため、鳥がかかっていても、接触したヒトにうつすことはほとんどありません。
しかし、海外では大量のニワトリへの感染が確認されている地域において、病鳥に濃厚接触して、感染した事例が報告されています。
もしヒトにかかった場合は非常に重症化しやすいため、十分な警戒が必要です。
カモ(無症状)などの一部の野鳥が持っているインフルエンザウイルス(A型)が、ニワトリなどの鳥に感染して起きる病気です。そのうち、鳥の死亡率の高いものが、(高病原性)鳥インフルエンザと呼ばれており、問題になっています。一般的に病気にかかると鳥はくしゃみをしたり、トサカや顔面、足がむくんだり、皮下出血して青紫色になったりします。
病鳥の糞や内臓にふれたり、病鳥のいるニワトリ舎の糞やホコリを吸い込んだりして、感染すると考えられています。
万一、ヒトに感染すると、発熱やせきなどヒト型のインフルエンザと同じ症状が主ですが、結膜炎などの症状が出ることもあります。また、多臓器不全など重症化して死に至ることがあります。
国内において、普段の日常生活で感染することはまずありません。鳥インフルエンザ発生国を含め海外旅行も取りやめる必要はありませんが、発生国では不用意に鳥に近づいたりしないようにしましょう。
また、うがい、手洗いやマスク等、一般のかぜ予防法が有効です。
鳥インフルエンザを防ぐワクチンは開発中で、現在はありませんが、治療には抗インフルエンザウイルス薬が有効と考えられています。
今のところ、家の中で飼っているペットから鳥インフルエンザに感染する危険性はまずありませんが、オウム病などほかの病気の予防のためにも、ペットを触った後は、手洗いやうがいを行い、汚物はすぐに処理するなど、清潔に心がけましょう。
また、ペットと野鳥との接触をできるだけ避けてください。
ペットは飼い主が責任を持って飼い、病気が心配だからといって、捨てるようなことは絶対にしないで下さい。また、気になる症状のあるときは早めに獣医師に相談しましょう。
ヒトの健康相談に関することは
神戸市保健所保健課_TEL:322-6789
卵や鶏肉などの食品やペットの健康状態・飼育法に関することは
生活衛生ダイヤル(電話受付は平日8時45分~17時30分)
TEL:078-771-7497
FAX:050-3156-2902
e-mail:pwd-kobe-eisei@persol.co.jp
農家等でニワトリ等が大量死したり、異常死した場合は
兵庫県姫路家畜保健衛生所_TEL:079-240-7085