最終更新日:2023年1月25日
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今年も1月17日午前5時46分を迎え、阪神・淡路大震災から28年となりました。
震災によって亡くなられた多くの方々に心より哀悼の意を表します。
灘区役所西側にある六甲道南公園で公園管理会主催の「1.17のつどい」が開催されるなど、区内各地で阪神・淡路大震災に関連した地域行事が行われています。
私も六甲道南公園で行われた式典に参加したほか1月17日には区内に設置された慰霊碑を訪問しました。
被災された方々にあっては様々な想いを抱きながら28年目の時を迎えられていると思います。こうした方々の思いの上に今日の灘区の美しい街並みがあることを決して忘れてはならないと改めて感じています。
震災から年月が過ぎていく中で建物の耐震化や水道をはじめとするライフラインの強化が図られ、ハード面での災害対応は大きく進んできていますが、震災を経験していない住民が全体の半数を超えています。震災の記憶や経験について風化させずに引き継いでいくことの重要性が年々増しているものと思います。
区役所でも災害発生時の行動について考える機会として、昨年11月に灘区総合防災訓練を開催しました。次代を担う小学生を対象に、災害発生時を想定した雨風をしのぐためのシェルターづくりや、いち早く救助してもらえるようなSOSの発信方法を楽しく学ぶ、サバイバル講習会を行うなどの工夫をしています。
今後とも地域の方々と一緒に震災の経験を風化させず得られた教訓を引継ぐとともに、人と人との助け合いや絆の大切さをしっかり伝えていくように取り組んでいきます。