最終更新日:2023年10月2日
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摩耶山観光文化協会主催の「摩耶詣祭~摩耶山の春山開き~」に参加しました。
昔、旧暦の2月の初午の日に近郊の家で飼っている馬を摩耶山の天上寺に連れて参詣して、1年間の馬の息災と家の無事繁栄を祈願する風習があったそうです。これをルーツに「摩耶詣」が時代の変遷の中で形を変えながら現在に引き継がれています。2002年からは、「摩耶山の春の山開き」を兼ねた行事となっています。
天上寺から掬星台まで当時の摩耶詣を連想させるような馬(六甲山牧場の協力)を連れた一行がパレードを行い、掬星台に到着後、様々な伝統的な行事が繰り広げられました。
五毛、上野、篠原の地域の方々による迫力ある「だんじり囃子(ばやし)」の演奏や、地元代表の来賓としては「摩耶山を守ろう会」の小野会長をはじめの会員の方々も参加されていました。私も「摩耶山を守ろう会」の方々と一緒に春山開きの締めくくりでは恒例となっている「餅まき」もさせていただきました。
菜種梅雨の時期で朝方まで天候が不安定でありましたが、開始時刻までには天気も回復し、無事当初の予定通り開催でき、登山客やボーイスカウトの子ども達など多くの方々に楽しんでいただけました。
今回、参加させていただいて、こうした伝統的な行事とともに摩耶山の豊かな自然が大切に引き継がれていくことの大切さを感じました。
摩耶山そして掬星台は、今回の春山開きをスタートに1年を通じて様々なイベントが展開されていきます。今シーズンも多くの人々に摩耶山を訪れていただき、日常生活で味わえない憩いやくつろぎのひと時を感じてとっていただければと思います。それと同時に摩耶山の自然や史跡を守ろうとしている地域の方々の気持ちを汲み取っていただければ幸いです。
4月29日(土曜)には「摩耶山を守ろう会」主催の「まや山クリーンハイキング」が開催される予定です。詳しくは灘区のホームページをご覧いただき、よろしければご参加ください。