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臨時会見 2023年12月5日

最終更新日:2023年12月5日

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・神戸マラソン 明石市域へのコース延伸を提案

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神戸マラソン 明石市域へのコース延伸を提案

司会:

 それでは、ただいまより市長臨時会見を始めさせていただきます。市長、よろしくお願いいたします。


久元市長:

 今日は神戸マラソンのコースを明石市域に延伸をするコースの変更につきまして御説明を申し上げます。

 大きなコース変更になりますので、神戸マラソンの歴史について少しだけ説明をさせていただきたいと思います。

 明治42年、1909年3月21日に日本で初めてマラソンの名称を使った大会であるマラソン大競走が実施されたわけですが、これは神戸でした。マラソン発祥の地というふうに神戸は申し上げていいかと思います。マラソン発祥の地の記念碑もあります。

 歴史はずっと下るわけですけれども、1981年に神戸全日本女子20キロロードレース大会が開催をされまして、20回にわたって開催をされ、2001年から全日本女子ハーフマラソンに発展をいたしました。2003年の大会では、アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手が優勝するなど、女子陸上選手の登竜門としての地位を築きました。

 その後、2010年の5月に第1回ひょうご・神戸マラソン(仮称)開催準備委員会が開かれまして、全日本女子ハーフマラソンを発展的解消する形で、神戸マラソンの開催に向けた協議が始まりました。2010年の9月8日に、第1回神戸マラソンの開催を2011年とする発表が行われまして、2011年11月20日に第1回の神戸マラソンが開催をされました。

 神戸マラソンは回を重ね、昨年は神戸マラソン2023が、2万366人のランナーの方々が神戸の町を駆け抜けていただきまして、完走率は96.1%ということになっています。優勝タイムは男子が2時間11分19秒、女子が2時間33分4秒で、女子優勝者はシスメックス女子陸上競技部の堀江美里選手でした。

 このコースなんですけれども、改めて2023年のコースを説明いたしますと、神戸市役所前を出発いたしまして湊川神社、そして、鉄人28号のモニュメントの前を通過し、それから、須磨海岸からは風光明媚な須磨、そして、垂水の海岸を走る。そして、明石市域の少し手前、この西舞子で折り返しまして、そして、今度は海沿いを走り、浜手バイパスを通って神戸大橋を渡り、そして、ポートアイランドの市民広場でフィニッシュすると。こういうコースになっているわけです。

 このコースの問題点は高低差があることです。このコースの高低差を見ると、一番高低差の低いところをゼロとしたときに、フィニッシュに近いところでかなりの高低差があるわけです。こういうふうに高低差があるのは、コース終盤の約38キロメートル地点からの上りが大変になるわけですね。同時に、神戸大橋からの下りもスピードの出し過ぎに注意をするということで、一種のここの神戸大橋の前後が神戸マラソンにとっては難所になってきたわけです。

 このことはマラソンのタイムにも影響を与えているのではないかと考えられてきました。これは東京マラソン、福岡国際マラソン、大阪マラソン、神戸マラソンのベストの大会記録なんですけれども、御覧いただきますと、男子、そして、女子もかなりの差があるわけです。

 この記録がどうして伸びないのかというと、やはり先ほどもありましたように、神戸大橋に向かう浜手バイパスの上り坂がタイムに影響をしているのではないかと。バイパスの入り口から最初の150メートルで10メートル以上上るという、こういうコースになっているということが原因になっているのではないかというふうに考えられます。

 このコースの変更については検討委員会を設けて検討してきたわけですけれども、コースの変更をする大きな目的は、神戸大橋を含むここのルートを解消するということですが、この検討は神戸市域でコースを完結させるということを前提にしてきたわけです。そうすると、コースを東に延伸をするしかないわけですが、東の延伸はどうしても三宮の再整備を行っている関係で、従来以上に東への延伸は難しいのではないかというふうに考えられてきました。

 そこで、今度は逆に西のほうにコースを延伸することができないのかという、その可能性につきまして内々に明石市さんと相談をしてきたところ、最近、ごく最近ですけれども、明石市さんも、こういうコースの変更を検討するということについては、これはいいのではないかということで賛同をいただきました。そこで、このコースの変更を検討したいというふうに思っております。

 コースは、現在は西舞子で折り返しているわけですけれども、明石の市境を超えまして、大蔵海岸の海水浴場、ここで折り返す。ここで折り返すコースを検討したいというふうに考えております。そして、フィニッシュについては神戸の中心部、ウオーターフロントエリアに変更するということを今後検討していきたいと考えております。

 この折り返しエリア、地点になる大蔵海岸、私も改めてこれを検討を開始をしてからここに行きましたけれども、本当にすばらしいロケーションですよね。目の前に明石海峡大橋が見えます。目の前に、そして、淡路島も間近に見ることができる。これはランナーの皆さんも大変気持ちよく走ることができるのではないかというふうに考えております。

 それで、今後の段取りですけれども、現在、神戸マラソン将来構想検討委員会が開催されておりまして、これまで何回かコースの検討を行ってきたわけですが、その最終回が12月の中旬に予定をされています。マラソンの構想検討委員会は当然、神戸市域でコースが完結するということを前提に検討が進められてきましたので、今回のこの明石市さんとの合意を踏まえまして、このことを前提にしてコースを検討していただきたい。大分考え方の整理なりは進んできていると思いますけれども、これをお示しして、そして、最終的なコースの変更の考え方を整理していただいて、12月中に構想検討委員会としての最終報告をいただきたいと考えております。

 この段階では、神戸のウオーターフロントのどういうルートでどこにフィニッシュをするのかということについては、まだ結論は得られない予定でありまして、この検討委員会の報告を受け、神戸マラソン実行委員会でより検討を行い、できるだけ早く具体的なコースを選定していきたいというふうに考えております。

 そして、その後、一定の手続が要りますので、神戸市といたしましては、2025年の11月の神戸マラソンですね。この年は震災30年、そして、大阪・関西万博開催の年になります。この年に実現ができるように進めていきたいと考えております。

 以上のような問題意識と方針につきましては兵庫県さんとも相談をして、これは明石市さんと合意した後、兵庫県さんのほうにも相談をしたわけですけれども、基本的には方向性は共有をしております。こういう形でマラソンコースの変更を進めていきたいと考えてございます。

 私からは以上です。

 

質疑応答

記者:

 この神戸マラソンなんですけど、ちょっとすみません。私の認識では多分、エリートマラソンではなくてMGCとかの参加要件にもなってはいないかと思うんですけども、改めてこの市民マラソンで、大多数の方がマラソンが好きな一般市民の方かと思うんですけども、そこで改めてスピードというかタイムを早くすることにこだわる意味というのは、何かそういった声が上がったのか。なぜ今回そのコースを変えてまで、いわゆるマラソンタイムの短縮を図りたいのかというのを改めて教えてもらっていいですか。


久元市長:

 マラソンタイムの短縮を図ることだけが目的ではありません。魅力を向上させるということですね。神戸マラソンの特徴は、市街地から出発をして、そして、海沿いを走り、美しい景色を眺めながらフィニッシュをするというコースの魅力が、コースに魅力があるということも多くのランナーを引きつける要因になっています。

 これは市民にとってもそうです。そういう神戸マラソンに市民も参加したいということですから、魅力を高めるということと、あと、やはりタイムがよりよくなるということで、より実力のあるランナー、内外からのランナーに来ていただける。これは二律背反ではなくて、両立ができる話だと思います。


記者:

 あと、すみません。名前に神戸マラソンと入っているように、神戸でこれまでコースの、神戸市内で完結できるコースを検討されていたということなんですけど、このタイミングで明石に、ロケーションがいいというのは分かるんですけど、明石市に踏み入れる要因になったのは、ちょっと何で。ロケーションがきれいというのは分かるんですけども、これまで検討されてきた中で明石の協力が得られなかったのか、今回市長が代わったタイミングでできたのかというのは、どういうタイミングで今回になったんですか。


久元市長:

 そうですね。やはり市長が交代をされまして、率直にお話をすることができるような関係になってきたということが大きいと思います。


記者:

 前市長のときはできなかった。


久元市長:

 以前のことをとやかく言うのではなくて、丸谷市長が就任されまして、神戸市に限らず、近隣の自治体とは連携・協力していこうという姿勢を明確に出されました。現実に、明石市長も挨拶に来られて、幾つかの明石市との間の連携・協力のテーマについても意見をいただきまして、率直に意見交換ができるような雰囲気になったということが大きいと思います。


記者:

 すみません。ちょっと整理させていただきたいんですが、神戸市としては神戸にこだわっていなくて、ランナー目線で明石とかにも広げる考えはあったけれども、これまでその環境が整備されていなかったという理解でいいですか。


久元市長:

 そうですね。そういうことを持ちかけるような雰囲気が、市長が交代されてから出てきたということです。


記者:

 先ほどコース変更の理由について、魅力を高めたいというお話ありましたけれども、逆に今、神戸マラソンが例えば参加・応募される方が減っているとか伸び悩んでいるとか、そういう魅力に関して何か課題というのはございましたでしょうか。


久元市長:

 コロナの影響もありましたし、これは全国的に見てマラソンが直面していた課題ですけれども、大きく参加者が減っているとは思ってはいません。多くの市民の皆さん、あるいは内外からのランナーの方々に参加をしていただいて、神戸マラソンは我が国のマラソンの中でも定着してきているというふうに思っておりまして、何か神戸マラソンの将来について、大きな危機感を抱いていたということは全くありません。

 そうではなくて、プラス思考で神戸マラソンをより魅力のあるものとし、多くのランナーの方々に参加をしていただく。あわせて、タイムのアップも図っていくと。そういうような目的で今回検討を行うということで、明石市さん、兵庫県さんと合意をしたということです。


記者:

 ありがとうございます。あともう1点伺いたいんですが、神戸マラソン、もともと始まった経緯のところで、震災で復興した町を見てもらうですとか、支援してもらったことに感謝するというところがスタートにあったかと思うんですけれども、何かそういったところの経緯が、ちょっと市民マラソンの中でも特別な思いが籠もっているものだとは思うんですが、何かそういうところで、震災から30年たつという中で、より多くの方に来てもらいたいというところでとか、そういう今回のコース変更にそのあたりの理由というのはありますでしょうか。


久元市長:

 そうですね。やはり神戸マラソンは感謝と友情ということで、感謝というのは震災の復興に内外から支援をしていただいたということが原点にあるわけです。そういう気持ちを表すということで、黄色い手袋をみんな掲げて、その気持ちをお示しするということが、震災からの復興への感謝ということが神戸マラソンの1つの原点になっていますから、今回のコース変更は間違いなく神戸マラソンの魅力向上につながると思いますので、震災30年の年にこれが実現ができれば、それは震災からの復興ということに対する感謝、そして、友情ということの原点に立った神戸マラソンをよりグレードアップすることにつながるというふうに思います。


記者:

 2011年から神戸マラソンという名称でこれまで11回やってきているということなんですが、少しではあるんですけども明石市にも入ることを今、検討されているということで、名称としては、ずっとこのまま神戸マラソンの予定なんでしょうか。


久元市長:

 そうです。神戸マラソンということで、明石市さんのほうも、そういう方向で検討するということについては了解をいただいています。


記者:

 なるほど。でも、そこは特に議論する予定もないという形でしょうか。


久元市長:

 そうです。


記者:

 先ほど市長が、明石市長が交代して率直に意見交換することができるようになったとおっしゃられたと思うんですけど、久元市長の腹案としては、大蔵海岸というかそっちのほうまで伸ばすことは、ずっとお考えにあったんでしょうか。


久元市長:

 夢想する世界では、夢見る世界ではあったと思うんですが、現実にはなかなか難しいと思っていましたので、神戸市域の中で完結する案を構想検討委員会では検討していただいてきたということです。


記者:

 ウオーターフロント、今、そこの写真も出ていますけども、ウオーターフロントを一応念頭に置いていると思うんですけども、この間の阪神タイガースのパレードだとかもあって、実務上はメリケンパークなのかなと思ったんですけれども、そのあたり、市長のお考えとしては何か念頭にあるものはあるんでしょうか。


久元市長:

 メリケンパークということを決め打ちしているわけではありませんが、実際問題かなり大きなスペースがあって、フィニッシュをされた方にそこでその後の着替えとか、そういうことを考えればメリケンパークが候補であるということはそうだと思います。ただ、どういうルートでそうするのかということについては、これはまだこれからですね。

 やはりある程度の一定の期間、道路が通行止めになったりしますから、関係者の理解ということをしっかり得る必要がありますから、初めから決め打ちでその辺を考えるということではなくて、これはまだ検討の段階ですので、この構想検討委員会からの報告が出て、その上で実行委員会が詳細なルートを検討する中で、地元の方々の理解を得ていく。そういう取組を丁寧にやっていくことが、今後出てくるということだと思います。


記者:

 まず、ちょっと数値の部分を確認させていただきたいんですが、現在の折り返し地点の西舞子から大蔵海岸に伸びることによって、大体西に何キロほど西向きに伸びることになりそうなんでしょうか。


久元市長:

 約2キロです。2キロなので往復で4キロですね、折り返すわけですから。そうすると、ポートアイランドに行くところまでが約4キロですから、大ざっぱに言うと、大体ここまで、市民広場でフィニッシュをしていた距離が、大蔵海岸に延伸することによって確保されることになるということです。


記者:

 ありがとうございます。一番最初の質問にちょっと重複する部分があるんですが、このバイパスに向かう、バイパスの上り坂がアップダウンがきついというのは、ランナーの方からそういった声が上がっているというのが市長に届いていたんでしょうか。


久元市長:

 そうです。これはもう数限りなくそういう声を聞いておりましたし、マラソン委員会事務局もそういう声をたくさん聞いていたと思うんですが、私自身もいろんな方から聞いておりました。


記者:

 それはきついからコースを変更してほしいというようなところまで踏み込んでいたものもあったんですか。


久元市長:

 コースを変更するという議論は、とにかくきついという話はランナーの方から聞いておりましたが、やはりコースの変更というのは、マラソン実行委員会の中でそういうことを検討する必要があるのではないかという意見がありましたが、これは私自身が提起した問題でもありました。


記者:

 今回のこのコース変更の検討については、大体いつ頃から話がスタートしていたんでしょうか。


久元市長:

 これは私から、丸谷明石市長に何回もお会いをする機会がありましたので、実はこんなことは考えられるでしょうかねという話を丸谷市長にしましたら、それはちょっと、そしたら検討させていただきましょうということで、とにかく検討をさせていただきましょうということでしたので、そうであれば関係部局間で協議を始めましょうということで、関係部局間での協議を経て、改めて市長の御意向も確認した上で、今日の発表になったということです。


記者:

 では、コース変更というのは、内々で何年も前から持ち上がっていたというより、丸谷市長に代わられて今年の4月以降に話が進み出した、検討が始まったという形でしょうか。


久元市長:

 もっと直近ですね。丸谷市長にお話ししたのは10月の終わりから11月の初めだったのではないかと思います。ですから、そんなに前のことではありません。


記者:

 検討委員会が12月の中旬頃に最後の会を開いてということですけど、では、次の進捗が大体明らかになるというのは、次はタイミングとしてはどれぐらいになりそうでしょうか。


久元市長:

 検討委員会は12月が最終回です。ですから、そこで、今回私どもが提案している明石に延伸するということを前提にした報告がなされることになると思いますから、その後は特にゴールのコース、周辺のコースをどうするのかということを実行委員会のほうで検討して、また、これは兵庫県警さんに大変お世話になるので、兵庫県警察本部にも相談をさせていただいて、あとは各方面の御意見をお伺いし、また、地元の皆さんにも丁寧に説明をして了解をしていただく。

 そういう作業を行っていくということになりまして、それはまだ今のところいつ頃それが終了するのかというのは、これはもう関係者がおられる話ですから、今のところいつまでということについての見通しは、まだ持つことはできていません。


記者:

 最後にもう1つ、すみません。このコース変更によって、予算的な部分はちょっと増えるんじゃないかなと個人的には思ったんですけど、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。


久元市長:

 それはよく分かりませんが、大きな変更はないのではないかなと思います。


記者:

 もし分かれば教えていただきたいんですけれども、スライド4ページのコース高低図を見る限りだと、浜手バイパスのところが大きくて20メートル以上の高低がありますけど、これというのは神戸マラソン独特の高低なんでしょうか。東京マラソンとか大阪マラソンとかでは、こういった高低差があるところというのはないんですか。


久元市長:

 高低差は必ずある程度はあるとは思いますけれども、神戸マラソンの神戸大橋前後の高低差というのは、ほかのマラソンのコースに比べればかなり大きいと思います。


記者:

 それを解消することによってタイムを縮めることにつながるというお考えだと思うんですけれども、冒頭の説明だと、コースの魅力向上というところよりもタイム縮小のところにかなり焦点を当てておられるなという印象があったんですけれども、そういった意味ではなく、そこだけではなくて魅力向上というのも着眼されてコース変更を検討されてきたんですか。


久元市長:

 タイムだけではなくて、当然のことながらこれはもう当たり前の話ですけれども、ランナーにかなりの肉体的、精神的負担をかけるコースですね、今のコースは。ですから、それを負担を軽減する。それとともにタイムもアップをする、そして、マラソンのコース全体の魅力も向上するということで、これはメリットが非常に大きいのではないかと思います。


記者:

 分かりました。あと、すみませんちょっと話が重複する部分が多いんですけれども、まだコース変更についてコンセンサスを得られているのは明石市さんと県。今後、検討委員会や地元への説明で合意を得ていくという流れになっていくということですね。


久元市長:

 そうですね。


記者:

 分かりました。震災30年の2025年の開催で実現を目指されているということですけれども、遅くても、これがコース変更が認められるというか、決まるのっていつ頃になるんですか。


久元市長:

 これは一定の手続が要りますから、今のところは、まだいつという、今日こういう検討を開始するということを発表させていただいた段階ですから、これからのスケジュールは、詳細なスケジュールは一つ一つ段階を踏んでいくということなので、いつ完全にこれが決まるのかというのは、今の段階ではまだはっきりと申し上げることはできません。


記者:

 その手続的なところで、差し支えない範囲で恐縮なんですけど、まず、検討委員会が12月の中旬に最終あるということですけども、ここで決まるというわけではなくて、あくまでも委員から御意見を頂戴する場になるということなんですか。


久元市長:

 検討委員会は構想検討委員会ですから、報告書を頂くということで、マラソンのコースは実行委員会で決定をいたします。実行委員会で決定するためには、一定の関係者との協議・調整が要るということです。


記者:

 最終的には実行委員会でコース変更というのが認められると決まるという流れですね。


久元市長:

 そうです。


記者:

 名称は神戸マラソンのままでということなんですけども、主催とかそういうところには、明石市さんって今後、今後というか大蔵海岸に延伸した場合に、主催に加わるだとかということはあるんでしょうか。


久元市長:

 これは今後、明石市さんの御意見も聞きながら、どういう形で関わっていただくかということは、明石市さんの御意見をお伺いした上で、両者で検討。両者、また、兵庫県も交えて、あるいはまた実行委員会の中で検討していきたいと思います。


記者:

 加わる可能性もあるかもしれないということですね。


久元市長:

 明石市さんの御意向や、あるいは関係者の意見をお聞きした上でということになろうかと思います。


記者:

 度々すみません。

 タイムの短縮というところと、マラソンの魅力というところのつながりについてお伺いしたいんですけれども、ランナーのほうから神戸マラソンのコースがかなりきついという御意見があったということなんですけど、タイムに関して、神戸マラソンはタイムが出づらいみたいな、そういう御意見というのは今まであったんでしょうか。


久元市長:

 ありました。実行委員会の中で、複数そういう意見は寄せられています。


記者:

 ランナーの方から実行委員会について、対して。


久元市長:

 実行委員会の委員の中の御意見だと思います。


記者:

 それは実際に走っている方というよりは運営側の見立てというか、そういう御意見ということですかね。


久元市長:

 そうですね。実行委員会が主催者ですから、主催者を構成している実行委員会の中のメンバー、運営側と言ってもいいかもしれませんが、そういう意見は複数回出されています。


記者:

 ありがとうございます。あと、タイム、市民のランナーの方でもスポーツということでタイムを追求される方もいるのかもしれないんですが、今、全国あちこちでマラソン大会がある中で、やっぱり平たんなコースが好まれているとか、そういう状況とかというのはあるんでしょうか。


久元市長:

 常識的にはマラソンですから、平たんなコースが好まれるというのは一般的に言えるだろうと思います。


記者:

 度々すみません。コース変更のイメージを御説明いただいたときに、最初、東側への延伸は三宮の再整備の関係で難しいという御発言あったと思うんですけれども、三宮の再開発に、再整備で一定のめどが立って東側に延伸ができるという頃合いになった場合、コースが再建、再変更されるということも可能性としてはなくはないんでしょうか。


久元市長:

 その可能性は極めて低いだろうと思います。


記者:

 それはもう明石側に、西側に延伸してというコースで定着させていくというお考えですか。


久元市長:

 これは延伸をしたことによって、間違いなく今よりも魅力が向上するわけですから、ランナーの方々の神戸マラソンに対する評価というのは高くなることは間違いないと思いますので、定着するだろうと思いますが、今の段階で必ず定着するとか、これを未来永劫続けていくのかというのは、今の段階で申し上げるのはちょっと時期尚早ではないかと思います。


記者:

 1点伺いたくて、明石に延伸することって、何というか、魅力とかがあるのは分かるんですけど、明石側のメリットがいまいち見えてこなくて、丸谷市長も結構乗り気で検討しましょうというお話をされていたと言っていたんですが、市長はどういう観点から延伸しましょうというふうに、明石市長のほうは乗り気だったとかというのは教えていただけるものですか。


久元市長:

 私は、乗り乗りとは申し上げなかったと思いますが。


記者:

 すみません。検討しましょうという、その明石側としてのメリットみたいなものというのは。


久元市長:

 それはやっぱり基本的に、丸谷市長は神戸も含めて周辺都市と連携・協力してやっていこうというふうに、そういう姿勢を示しておられたので、神戸市と連携をして明石の発信をしたいというふうに思われたのではないかと思いますが、今日は丸谷市長もほぼ同じ時間帯に記者会見をされておられますから、そこは丸谷市長からのお話があるのではないかと思います。


記者:

 すみません、度々。兵庫陸協の方の方々は、海外ランナーだとか有力な海外ランナーの出場だとかが少ないということは度々これまでも御発言されてきたんだと思うんですけれども、コースが高速化することになるんだと思うんですけど、有力ランナーが出場することがすることと、出場選手が多くなることと、神戸マラソンの魅力向上の関係って市長はどういうふうにお考えかお願いします。


久元市長:

 海外、すごく市民ランナーとは違う非常にレベルの高いランナーがどれぐらい入っていただけるかというのは、これは数の問題ですよね。ですから、このコース変更によって、そういう海外ランナーを含めた招待ランナーの数をどうするのかというのは、これはそれ自体のこととして考えればいいわけで、そのことによって市民ランナーの枠が影響されないようにするのかどうかという観点からの議論を実行委員会でしていかなければというふうに思います。

 このタイムのアップだけを申し上げているわけではなくて、さっきも申し上げましたけれども、これは相当上り坂もきついし下り坂もきついので、相当肉体的・精神的負担があるということ。これは全てのランナーに当てはまることなんですよね。市民ランナー。そういうところが今回のコース変更によって大きく解消されるということも言えると思います。

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